いざ復習しようとしても時間がかかるから、あまりやる気がしないという事があると思います。

受験勉強は暗記による部分が大きいので、復習に時間がかかって勉強のやる気がしないというのは、点数を上げる効率が下がる事に直結します。

そのため復習に時間がかかって困っている場合には、解決していかなくてはなりません。

復習の時間を短縮するポイントは、『日々の勉強は、復習のためにやる』という意識です。

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復習に時間がかかる原因

問題を解くために覚えなければいけないポイントは問題ごとに決まっていますが、人によってどのポイントを覚えればその問題が解ける様になるかは変わってきます。

何が頭に入っていて何が頭に入っていないかは、人によって異なっているからです。

逆に言うと、何が頭に入っていないかすぐ分かる状態になっていれば、復習の時間を大幅に短縮する事ができます。

復習に時間がかかるのは、入っている知識と入っていない知識を同等に扱って勉強しているのが原因です。

復習時にも一回目の勉強の時と同じ様に、同じページの全ての知識を勉強しなくてはいけないという状態ではどうしたって時間がかかります。

例えば、洗濯するという行為と、料理をするという行為を覚えなくてはならない場合、人によっては、洗濯の流れはもう覚えたけど、料理は未だに苦手という人もいれば、その逆の人もいます。(洗濯の流れが分からないけど、料理の流れはもう覚えているという人。)

この場合、家事を覚えたいからといって、洗濯と料理の両方の練習はやらないですよね?

どちらかできない方を重点的にやると思います。

洗濯と料理は、「家事をする」というくくりでは同じです。

家事を覚えたいからといって、常にいつも洗濯と料理の両方を“復習”するのは時間がかかってしょうがないから、どちらか一方をやります。

勉強でも同じで、頭に入っている知識と頭に入っていない知識の両方を復習しなくてはならない状態ですと、復習に時間がかかり、面倒に感じて、反復が足りず暗記できないという状態になります。

時間を短縮する復習の方法

時間を短縮する復習の方法は、問題を構成するポイント単位で暗記できているか分かる状態にしておく事です。

復習の時間を短縮するには、何が頭に入っていて、何が頭に入っていないのか?がすぐに分かる状態になっていなければなりません。

家事の時に、洗濯なのか?、料理なのか?が分かっている状態と同じ様に。

そして、注意しておきたいのは、問題単位で暗記してるかしていないかが判断できるだけではなく、問題を構成するポイント単位で頭に入っているのか、頭に入っていないのか?の判断ができなくては時間短縮にあまり繋がらないという事です。

一つの問題を解くには、いくつかポイントがありますよね?

家事に洗濯、料理、掃除・・・とある様に、問題にもポイント1、ポイント2、ポイント3・・・とあります。(ここを知っていれば問題は解けるという部分です。)

これが分からないと、問題を復習する時に、もう既に頭の中に入っているポイントも復習しなくてはなりません。

これが、一問なら特に問題は出てきませんが、受験科目の全ての問題を考えると、時間的に手一杯になってしまいます。

あまり復習する必要のないポイント(既に長期記憶になっている部分)が増えて、その結果復習に時間がかかり、復習するのが億劫になり、理解して放置しっ放しの問題数だけが増えて、模試やテストで点数がとれない、と繋がっていきます。

ですので、ポイント単位で、暗記できているか、暗記できていないかを判断できる様にしておく事が復習の時間短縮には重要です。

数学の問題のポイントが頭に入っていれば、実際に計算しなくても解けるのと同じで、『計算』というもう既に長期記憶になっている物は復習時に飛ばしても、問題ないので。

なので、時間を短縮する復習方法にしたいって場合には、ポイント単位で、暗記できているか、暗記できていないかを判断できる様にしておく事になります。

復習のやり方を考えて勉強しておくと効率が良くなる

そのため一回目の勉強で、復習の事を考えて自分が頭に入れれば良いポイントを簡単に分かる様にしておくと、のちのちの勉強(復習)の効率がよくなってきます。

分かんない所がすぐに復習できるので。

復習のやり方を考えて前もって勉強しておくと効率が良くなるのです。

何でもそうですが、準備しておくと時間短縮に繋がります。

ゲームだって、こうきたら次はこうするって準備しているからスムーズに遊ぶ事ができます。

なので、この問題を復習する時にはこうする(頭に入れれば良いポイントを簡単に分かる様にしておく)って準備しておく事が実際に反復する時に役立ちます。

また、この様にしておくと、使う前提の勉強になるので効率も良くなる事にも繋がります。

もう既に常に思い出せる様なポイントは、復習の回数をそんなに必要としません。

記憶の維持のため、メンテナンス的にその知識に触れなくてはなりませんが、スムーズに思い出せる事というのは、あまり復習時に重点的にやる必要はありません。

復習時に重点的にやる必要があるのは、引っかかった部分(頭に入っていない部分)です。

なので、その引っ掛かった部分を次やる時に簡単に分かる様にしておく事こそが復習の時間を大幅に短縮する事に繋がります。

引っかかった部分がすぐに分からなければ、スムーズに思い出せる部分も含めて、復習しなくてはならないので時間がかかります。

受験勉強においては後々どうせ復習して、きちんとした長く覚えていられる記憶にしなくてはならないのですから、復習に備えておくことが日々の勉強を効率良くしてくれます。

そして、きちんと記憶に残る勉強にしやすくなるので、覚えたら覚えた分だけきちんとテストで点がとれる様になってきます。

なので、この問題の復習のやり方を考えて、日々勉強しておくと効率良く暗記していく事ができます。

復習の仕方で意識したいのは知識に触れる回数

復習の仕方で意識しておきたいのは、一回一回の濃度は、そこまで重要ではないという事です。

長期記憶にするには、一回一回のその知識に触れている時間が長い事が重要なのではなく、その知識に触れる回数が重要です。

復習の事を考えて大変に感じると、復習に苦手意識も出てきてしまって、せっかく勉強したのに覚えている事は少ないという事になってしまいますので気をつけて下さい。

知識に触れる回数を増やす(復習時に時間をかけて過度に完璧にやろうとしない)っていう復習の仕方に切り替えてみて下さい。

また、やろうと思ってもなかなか復習を始められない、って時には、「復習作業の最初の一歩目」を意識するとうまく行く事があります。

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