数学の勉強のやり方の一つ

「どうやって数学を勉強すればいいのか分からない・・・。」と感じていたり、「数学の勉強のやり方が知りたい・・・。」と思っているのならば、何でも良いので、自分自身でやり方を実感するのが大事です。

勉強のやり方を一つでも知れば、基本的には同じなので、あとはその方法を全ての教科でやっていけば良いだけにできます。

少なくとも、「勉強方法が分からないから勉強できない!」という状況を、方法は知っているので「やるか、やらないか」という状況にできます。

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勉強の仕方を身をもって体験するのがスゴク重要?

私は高校の数学において、類題を解いていくのではなく、解法を覚えていく事が重要だと思っています。

そうすれば、類題は解ける様になっているからです。
(→解法を覚えるについての記事はこちら)

もし「解法を覚えるだけでほかの問題が解けるか分からない・・・。」と感じるのならば、あなた自身で判断するために、この「解法を覚える」という数学の勉強の仕方を一度試してみるのが大事です。

数学じゃなくても物理でも化学でも何でも良いです。

教科書の例題の「解法」を覚えれば、その基本問題、類題がどんどん解けます。全て同じパターンだからです。

「解法を覚えれば、類題が解けるのだ」と実感するためには、どれだけ時間をかけても良いです。

実感するという意味では一度しかやらない事なので。

時間をかけてでも、成功体験を自力で作っておくという事です。

一度理解できたならば、後は同じ事を違う解法でやっていくだけです。

これから先の勉強は、解法の数を増やしていくだけです。

わからない問題で流れを実際にやってみる!

勉強のやり方を実感するために、「今現在分からないように感じる問題の例題」を一つ選んで下さい。

ただ知識が入っていないからそう感じるだけなので、この様な表現にしています。知識は入れれば良いだけですので分からないという事ではない問題です。)

そして“今は”わからない問題を1つ選んだら何も考えずに解説や答えのページを見て下さい。

そして、「この問題はここを知っていれば解けそうだ。」「ここを覚えれば解けそうだ。」「最初にこうして、次にこうして、あの公式使って、あとは計算するだけ。」等、自分が「覚えれば良いポイント」「答までの順序・順番」を見つけて下さい。

この際、解説に自分なりの理解のポイントを書き込んで下さい。

この後は、あなたが思った、「これを知っとけば解けるわ、この流れでやるのね」という解法や手順を、覚えようと努めながら100回繰り返して下さい。
(→復習時に重要なこと

もう一度言いますが、これは、「問題を解けるというのはどういうことなのか?」「解法を覚えるだけで、わからない問題が解ける様になるのか?」「どうやってスラスラ解ける様にするのか?」という事を体感・実感するのが目的です。

上記をあなた自身で体感しておくのが、かなり大事なコトです。

0→1を自分に分からせるのが大事なのです。

「1」の距離の進み方がわかれば、1→2の「1」も進めますし、2→3の「1」も進めるのです。もちろん3→4、4→5、・・・もです。

「1」が進める方法を実感できれば、勉強は続けられるのです。

一度しかここまでやらないので、1日に100回でも200回でも繰り返して、解法を叩きこんで下さい。復習に次ぐ復習で暗記していきます。
(成功体験を作りたいので、万全を期すために100回やります。)

重要な事なので、勉強のやり方が分からないという場合には、「今日の勉強はこれしかやらない、これやって終わり」で良いです。

この勉強方法を試すのを超多くて2割くらいの人しかやっていないと感じる。でもいいんです。

解法をすぐ見て暗記っていう数学の勉強方法をやっていくと、50回目あたりから、問題を見ただけで、何も見ずに解法が思い浮かぶ様になります。

こういう問題が出てきたら「こうやって、こうやって、こう」というのが、パッと思いつく様になっています。

その様な状態になったら、完成間近です。

パッと思いつく様になったら、解法を覚えた例題の「類題」を解いてみて下さい。
(問題ではなく、るい題です。)

ここでは解説は見ずに実際に解きます。(解法を覚えれば「ホントに類題も解けるのか」を確認するためになります。)

どうでしたか?あたかも九×九を解くように、スラスラ解けましたか?

「できない問題が、無意識的に解ける様になるまで」が実感できましたか?

類題なら殆どの問題が、無意識的に解ける事と思います。

無意識的に解けない場合、(九×九の様に何も考えずに解法が思い浮かばない場合は、)解法の繰り返しが足りていないと思います。

そもそも解けないという場合、覚えるポイント自体が間違っている可能性があるので、覚える解法が合っているのか確認して下さい。

また、類題と言いながら、新たな解法を組み合わせないと解けない場合もあります。

その場合、「解法を覚えても解けない」ではなく、「新たな解法を組み合わせる必要があるから解けなかった」です。

あなたが手にしたものは?

この結果、あなたが理解したものは、「解法を覚えればその他の問題を実際に解かなくても解ける様になる。」という事と、「できない(様に感じる)問題が解ける様になるまで、さらに言えば、スラスラ解ける様になるまでの過程」「人間がどうやって物事を覚えるかという事。」

これらの事が実体験として、理解でき体感できたと思います。

そして、この様に無意識的に思い出せるレベルまで覚えた知識は、長い期間忘れないで覚えていられます。

また、復習をする時にも解説を読むだけレベルで済みます。ポイントを再度目に触れさせて忘れない様にするって作業で復習になります。

という事で、数学の勉強法についてでした。

数学でわからない問題が出て来たらまず解法をすぐ見て、ここを覚えとけば解けるわ!っていうポイントをどんどん暗記していきます。

暗記なので、英単語を覚えるのと同じで、何回も繰り返す事になります。

今日覚えても、明日には忘れてるかもしれないですが、そしたらまたその時には暗記し直します。ホントそれだけです。
(暗記のやり方が分からないって場合には「勉強したのにすぐ忘れる原因は理解した後すぐ次の問題にいき記憶の確認をしていないため」をご覧下さい。)

数学を解答を見ずに、自分の頭で考えて、わからないからイライラしちゃうとか、場合によっては泣くレベルにまで自分の今までの知識だけで解こうとしている事もあると思います。

が、受験の数学はそういう話じゃないです。

結局、もう解き方が分かってる問題が試験に出て、それが解けますか、どうですか?っていうだけの話です。

言い換えると、もう分かってる解き方を暗記してますか?どうですか?ってのが受験の勉強です。

自分で考えて解きたい!とか、自分で考えて解けた時の気持ちを味わいたい!っていうなら全然自分で考えて解くのはOKです。

ただ、試験で点数をとる必要があるからやってる、のならば、ひとまず点数をとれる様になる、方が先決です。

科目は数学だけじゃないわけで時間も限られていますし。

という事で数学がわからないって時はちゃんと丁寧に解説してくれているページ(解説のページ)があるわけですからその内容を頭に入れる(暗記)作業をする事になります。

で、試験で聞かれた時にその流れに沿って同じ問題(解法が同じ問題)を解ける様にしておくのが数学の勉強のやり方になります。

わからない問題が出て来たらすぐに解説を見てそれを暗記ってしていく勉強方法です。

また、数学は中学の時の知識も必要になって来るので、中学時代にあまりやってなかったって場合にはスタディサプリ等で中学総復習をしておくのも良いと思います。
(→スタディサプリ高校・大学受験講座は授業の予習に使って動画で再度復習すると効果的

前提部分が分かってないと敷居が高い状態での勉強が続いちゃうので。

次ページ→参考書の進め方を知るのが受験勉強を継続しやすくするコツ

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