テスト勉強に飽きて勉強自体をやり始められない時の一つの方法

行動が行動を発生させる。の続きです。

人間は物事を始めると一定の所までやらないと気持ち悪く感じます。

”勉強がやれない”ときや、”テスト勉強始めてもすぐ飽きちゃう”時にはこれを利用します。

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勉強のやる気を出すには?

勉強のやる気を出すには「なんか知らないけど」を勉強に使います。

部屋のゴミを一つ拾い始めたら、「なんか知らないけど」部屋全体を掃除してたという経験はありませんか?

「掃除をしよう」と決めてゴミを一つとったわけではないのに。

「部屋の掃除をしよう」というやる気が起きるまで待っていたら、掃除の頻度はものすごく減っていってしまいます。

面倒な事のやる気を起こすのは大変な事なので、やる気が起こる頻度が減るのはごく普通の事です。

勉強でも同じで、勉強のやる気が起こるのを待っていたら、「勉強の頻度」はもの凄く減ってしまいます。

ですので、簡単な行動を起こして、「なんか知らないけど勉強してた。」という状態にします。

簡単な行動を起こすと、強制的に、勉強のやる気を出す事に繋がっちゃうって感じです。

動画でテスト勉強できる「スタディサプリ」だったり、「スマホのアプリで勉強できる進研ゼミ」等々のサービスなんかも、やる気がなくとも一旦始めたら「なんか知らないけど」見続けちゃって勉強しちゃうわけです。

掃除の場合「ゴミを一つとる」と決めて、ゴミを一つ「だけ」拾うのは、ホントにやる気がない時にもできてしまうくらい簡単な事です。

ゴミを一つとるだけですから、3秒です。

勉強やりたくない時に“ゴミを「一つ」拾っちゃう”と・・・?

そして、目にとまったゴミを一つ拾い「始める」と、特に「やりたい」「やりたくない」と思わずとも、無意識的に二個目のゴミも拾ってしまうのです。

1つで良かったのに、次に目にとまったゴミを、何とも思わず、苦とも思わず拾ってしまいます。

それが3個、4個・・・と、ある程度の所までは無意識にやってしまうものなのです。

その「ある程度」は、部屋のテレビ周りだけかも知れないですし、部屋の4分の1の掃除かも知れないですし、部屋の2分の1かも知れません。

でも、ホントにやる気がない時には、「テレビ周りを掃除する。」と決めてもやれない事が多いですし、「部屋の2分の1」なんて殆どやれないです。

ゴミを一つ拾い始めてしまうと、「気付いたら」、「なんでか分からないけど」、テレビ周り、2分の1、部屋全体を掃除してしまうのです。

そこまで続いてしまうのです。

掃除する予定じゃなかったのに。

物事を始めたら、行動の連続が転がり始めて、そんなにすぐにはやめられないのです。

そして、ある一線を越えると「完成させたい!」「やり遂げたい!」に切り替わるのです。

「もったいない!」と感じるから。「損したくない!」と思うから。

ですから、勉強やりたくない時には(けど勉強のやる気が出したいって時)、流れの一歩目の超カンタンなことを、「何も考えずにやり始める。」というのが大事です。

勉強のやる気を起こす方法としての流れの一歩目

勉強のやる気を起こす方法としての流れの一歩目=勉強でいう超カンタンな事、とは、例えば「30秒勉強する。」「教科書の一行目を読む」等です。

上述した「スタディサプリ」ならば、「動画をとりあえず一旦は再生し始めてみる」です。

「動画を最後まで集中して見る」で始めるのではなく。

そうすると、やる気がなくとも、テスト勉強が始まり、ある程度は続いちゃいます。

アプリ版を使っていれば即効で勉強を開始できます。勉強開始の導入が楽です。
(→スタディサプリ高校・大学受験講座と塾通いのどちらが良いの?

進研ゼミなんかも同様で、「とりあえずスマホでアプリ立ち上げる」、「とりあえずテキスト開いてみる」、です。

「30秒勉強して下さい。」と言われて、勉強を始めたら30秒で終われますか?

5分程度やっちゃうんです。30秒で良かったのに。

”30秒勉強する”のは、どれだけやる気がない時にも楽勝な程超易しい事です。

そして、30秒やると決めて(超易をやると決めて)、結果5分、10分勉強してしまいます。

これを、「5分勉強する。」「10分勉強する。」「1時間勉強する。」として始めるとやれません。

30秒と決めて勉強し始めて結果的に5分やったならば、「30秒やる。」を達成でき、更に大幅に多い量の5分勉強できたわけです。

=勉強のやる気を起こす方法として一歩目を始める、のが結果に繋がる

そして、5分10分やった時点で辛くなったらやめればいいわけです。

勉強が長続きしないって時にも役立つ

5分勉強することの力をなめてはいけません。

その5分はのちの30分につながっているのです。

一時間勉強するときは、いつだって5分勉強するというものを通ってから到達するのです。

仮に、5分勉強するのを続けていったとして、「5分やるのがまったく苦にならなくなった」と考えてみて下さい。

その状態になったならば、その後の10分、15分までがめちゃめちゃ簡単になります。

もうすでに5分勉強するというのが、どんなもんなのか分かっているからです。

5分勉強する事があなたに与える精神的負担を理解しているからです。

0から1ではなく、もうすでに1から2なのです。

苦痛に思いながらやっている0分から5分までの勉強の「5分」と、5分勉強するのがどういうものか分かってからの5分から10分までの勉強の「5分」は、全く別に感じられるのです。

同じ「5分」でもあなたに与える影響は全く異なるようになっていくのです。

これは10分勉強するのが苦痛ではなくなってからも続いていきます。

最初の労力を単純にたし算して考えるのではなく、後の効果を加味する事も必要なことになります。

最初の5分が苦痛でなくなるまでにかけた労力を、次の5分(10分勉強する)の時にも同じだけかけなくてはならないかというと、そういう事ばかりではないのです。のちの効果があるのです。

ですから、”30秒やる”が効いてきます。

”勝手に5分勉強しちゃう”が続いていけば、最初は負担になっていた「5分勉強する」という事もまったく苦にならなくなっていくのですから。

そして同じ様な事が「5分勉強する」という事が苦にならなくなった後にも続いていくのですから。

なので、「30秒やる。」「5分勉強する。」は勉強が長続きしないって時にも役立ちます。

勉強を続ける仕組みとしても有効

「30秒やる。」「一行目だけ読む」は、勉強を続ける仕組みとしても有効です。

勉強を一旦終了させた後、再度、「30秒やっても良いかな。」と思ったときに、「30秒やる。」と決めてやり始めればいいだけだからです。

30秒じゃ終われないですし、30秒で終わっても目標達成なわけです。

やる気がないときに、「今日は2時間勉強する。」と決めてもやりきれないし、やり始められないのです。

動画も同じです。

やる気がないのに、「講義動画を今日は○○個見る」って決めてもやり始められないです。

これだと、決めた事をできなくて自己嫌悪に陥ります。

そうすると、勉強イコール「自分をおとしめるもの」に関連付けられて、その後もやれなくなってしまいます。

あなたの頭の中でそういう位置づけになってしまうのです。受験勉強が。

「30秒やる。」を12回やれば、10分×12で2時間できるんです。5分ならば1時間です。

動画だったら、「すぐ消しても良いからとりあえず一旦は授業を再生してみる」を繰り返す気持ちでやればOKです。

そして、「30秒やる。」で始めて、ミニマムの30秒×12の6分でも決めたコトを達成できているわけです。

どれだけ小さい目標でも達成は達成ですから、自己嫌悪と勉強は関連づけされません。

まぁ、6分で終わるのは逆に力が必要だと思いますが。

イヤな物に関連づけされなければ、いつかは、やる気になる時が来るんです。

なぜなら嫌な物ではないからです。

なので、「30秒やる。」「一行目だけ読む」は、きっぱりやめずに勉強を続ける仕組みとしても有効です。

テスト勉強のやる気が出ない時は自分をオートマティック化する

テスト勉強のやる気が出ない時は、自分の行動をオートマティック化できる「一歩目を始める」って意識で勉強を開始するのが有効です。

ですから、最終的な「勉強をする。」に繋がる一歩目の「A」は、「30秒やる。」などのように、ものすごく小さい目標、いつなんどきでも全く苦にならないもの、障壁というには余りにも小さい壁にするのが重要です。

そして、Aしたら、ついついBやっちゃう。BやったらC、Cやったら・・・・として、最後に「勉強する。」に繋げれば良いのです。

そして、このそれぞれは無意識的に繋がるものですから、面倒とも思わずに最後まで繋がるようになるのです。

1つ目のゴミを拾った後、「掃除しようと考えて」2つめのゴミを拾っていますか?

また、テスト勉強のやる気が起きないのは、根底に今まで授業を聞いてなかったからやっても分かんないからってのがある事があると思います。

その場合には教科書の過去の内容を解説してくれるサービスを用意しておくと自分だけで理解せずに済むので割とやる気には繋がると思います。解説受けながらテスト範囲を学習できるので。

進研ゼミの「予習復習効率UP」のアプリとかでできます。

教科書のバーコードをスマホで読み取るので実際に自分の高校で使ってる教科書の内容で再度学習ができる様になってます。
(→進研ゼミ高校講座ってスマホやタブレットで受講できるの?

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