テスト勉強のやる気が出なくて、机に向かえないなら?
やる気が出なく勉強する気がしないという時には、自動的に動くように行動を関連付けるというのが有効です。
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やる気は行動する事で出て来る?
何も書いていないノートを開いてみて下さい。
何か書こうとしたわけでもないのに、「なんか知らないけど」ペンを探しませんでしたか?
書く気があってノートを開げたわけではないのに。
これは「白紙のノートを開く」という行為が、自動的に「ペンを探す」という行動や、「書きたい」という感情を引き起こしているという事です。
=やる気(書く気)はなかったのに行動する事で、そういう気持ちが引き起こされたって事になります。
やる気が出ない時にも勉強をするのに利用する
今現在、テレビがついていないならテレビのリモコンを持ってみて下さい。
そうすると、特にテレビを見たいとは思ってはいなくても、電源ボタンに手が伸びたんじゃないでしょうか?
「リモコンを持つ」という行為と、「テレビを付ける」という行為は、極論、何の関連性もありません。
あなたの意識に入り込んでいるから、関連性が見えているだけです。
テレビを知らない人にリモコンを持ってもらっても、テレビをつけるという発想自体出てこないないのです。
リモコン⇒テレビと関連づけられている人にだけ、テレビとリモコンは関係があるわけです。
スタディサプリや、進研ゼミ等、パソコンやスマホでテスト対策できるサービスが、勉強始めやすいのはこういった事も関係しています。
「スマホ持つ→動画見る・アプリ立ち上げる」「PCつけたらとりあえず動画流し始める→動画見る」ってのを繰り返していると「スマホ持ったら、動画見始める」「PCつけたら、動画見始める」ってのが無意識的になってくるので。
「なんか知らないけど」レベルに近付いていきます。
これらは、行動が、次の行動を自動的に無意識的に発生させているという事です。
上記の様な事をテスト勉強のやる気が出ない時や、どうしても「何か」ができないときなどに利用します。
行動した事で、次の行動が繋がるっていうのを、やる気が出ない時にも勉強をするのに利用していきます。
やる気が起きない時のために行動と行動を繋げておく
この様な事は、殆どどんな行動の組み合わせも作り上げられます。
なので、やる気が起きない時のために「あなたがしたいこと」と、「関連性がなさそうだけど簡単にできる事」を関連付けできないかと考えて実行しておくのが重要です。
私は最近、寝始める時間がバラバラになってしまい、毎日の睡眠時間が安定しませんでしたので、どうにかして行動を関連付けできないかと考えました。
そこで、私はコンタクトをしていますので、「コンタクトをはずす」を「ベッドに入る」に関連付けました。
最初の時点では、「コンタクトをはずす」と「ベッドに入る」には関連性がありません。
私はコンタクトの代わりになる眼鏡も持っていますし。
それから毎日、「コンタクトをはずす」という行動をしたら、すぐに「ベッドに入る」ように意識して続けたのです。
初めの頃はまぁまぁ面倒くさかったです。
コンタクトをはずしても、寝始めようなんて全く思えないのに、「ベッドに入る」をしなくてはいけなかったので。
それでも、続けていると、段々「コンタクトをはずす」をしたら無意識に「ベッドに入る」様になりました。
無意識なのがポイントです。無意識=自動ということなので。
=やる気が起きないとかすら考えに出なくなる
コンタクトを外したら、何も考えずにベッドに向かうようになるのです。
これは、連続して関連付けることも可能です。
また、一つ一つの行動は、できるだけ難易度・超易にするのもポイントです。
「受験勉強のやる気が出ない」に利用するには?
例えば、受験勉強のやる気が出ない人が、超カンタンな行動を「勉強をする。」に関連づけたい場合、
「Aという行動」⇒自動的に「Bという行動」⇒自動的に「Cという行動」⇒・・・⇒「勉強をする。」とすれば良いわけです。
例えば、「A」に「ペンを持つ」を当てはめます。
ペンを持つ「だけ」なら、どれだけやる気がなくてもいつでもできるくらい超易しい行動ではないですか?
そして、次の「B」に「ノート、参考書を開く」を当てはめます。
開くだけですから、これもまた難易度超易ですよね。
まだ勉強はしませんよ。
そして次の「C」に、「参考書の一行目だけ読む、ポイントの部分だけ読む」をあてはめます。
一行目の意味は考えなくて良いです。読む「だけ」ですから。
ポイントが書いてあるような太字の部分「だけ」読むんです。
そして次に「ポイントの意味、周辺を理解する。」を当てはめます。
そして次に・・・次に・・・そして、「受験勉強をする。」に繋がったとなります。
というか、「勉強をした。」ですね。
これは上述した「スタディサプリ」とかの、動画で勉強できるサービスを使う時なんかも同じです。
例えば「A」には、「スマホ(やタブレット)を持って机に座る」を当てはめます。
「B」には、「毎回動画を一旦は流し始める」をあてはめます。
で、その後は、別に動画を見なくても良いし、そのまま動画を見ても良いです。習慣の作り始めの頃は。
動画で勉強できるサービスは、流し始めちゃえばそのまま勉強するのは難しくありません。
最初の内は、意識してないと忘れちゃいます。
スマホ持たずに机に向かっちゃう事もあると思いますし、スマホ持って机に向かっても、動画を流し始めるのを忘れちゃう事もあると思います。
ただ、意識して繰り返していると、「スマホを持って机に座った」ならば、「動画を流し始めちゃう」様になります。
勉強のやる気がどうのこうのではなく。
無意識的に。
で、動画なので、一旦流し始めちゃえば、その後テスト勉強をそのままやっていくのは難しくありません。
なので、テスト時期でない時から、実際に勉強まではしないとしても(もちろんしても良いですが)、「動画を一旦は流し始める」までの流れを作って、その後のテストの時期に備えておくと、やる気しない時にもなんでか知らないけど「勉強始めちゃった」ってできやすくなります。
私が「コンタクトを外したら」、「ベッドに入る」様になった様に。
(寝る時間ある程度確定させたい→時間になったらコンタクト外す、ベッド入る、ちょっとしたら寝れる、です。)
同じ様に、「受験勉強のやる気でない・・・」とか、「テスト勉強のやる気が出ないな~」ってなった時に、意識するのは、流れの一歩目の「スマホやタブレットを持って机に座る」だけです。
「テスト勉強頑張ろ」ではなく。
「スマホを持って机に座る」の「先(テスト勉強をある程度の時間やる)」の事は全く考えずに、「スマホを持って机に座る」だけ意識します。
やる気ないけど、テスト勉強しなきゃならないってなったら。
(上述した「スタディサプリ」や「進研ゼミ」等の動画やアプリでテスト対策できるサービスで勉強している場合です。)
なんでかっていうと、無意識的に繋がっていくからです。
で、やり始めたら(動画流し始めたら)、そこまできつくなく勉強が続きます。
テスト時期など、テスト勉強する必要性が高い時期は特に。
また、そもそも、勉強はやり始めが一番きつい様な面があるので、やり始めちゃえばそのまま続けていくのはそこまで難しくありません。
勉強のやる気が続かないってのにも有効
これは関連付けを意識して行っていれば、無意識にある程度の所まで進んでいきます。
上述した様に、最初の内は、意識して流れを行っていかなければなりませんが、続けていくと、勝手に進むようになっていきます。
私がコンタクトを外したら「何も考えずに」ベッドに向かったように。
勉強の流れもAをやったら、無意識にDやEまで転がり続けてしまいます。
自分でも転がりを止めるのは難しいのです。無意識なので。
何も考えなくとも、やって「しまう」からです。
そして、ある程度までやっちゃうと、「とりあえず完成させたい!」「キリがいいところまでやっときたい!」と、自分の感情が変わっていきます。
なので、勉強のやる気が続かないって事にも有効です。
ですから、テスト勉強、受験勉強のやる気が出ない時には「何も考えずに」最初の一歩目「A」をやり始めるのが大事です。
そして逆に言えば、「A」は何も考えずにやれるレベルの難易度にするのがポイントです。
Aが「ちょっと面倒だな。」というものでは、行動のスタートが切れないので。
また、これは「作業欲」という物にも関係してきます。
(→ちょっとのつもりだったのに・・・)
そしてこの無意識の連続を、「勉強する」ができているときに習慣づけて、「テスト勉強のやる気が出ない」に備えておくのが重要です。
余裕があるときに備えておくのです。
なぜなら、これから先、「勉強する気がしない」という状態が来ることは分かりきっている事だからです。
他には、テスト勉強のやる気に関しては、進学を考えている場合には、今のテスト勉強の結果がどの様に進学に関わってくるかを調べておくと、モチベーションが結構変わって来ると思います。
今テスト勉強を頑張ると「受験勉強の時に覚えやすい!」とかのメリットももちろんあるのですが、それ以外にも推薦入試(指定校推薦や一般公募推薦)に影響があります。
現実的な実利が感じられるとテストに対するやる気も結構変わってくると思います。
他には、上述した様にスタディサプリは勉強開始の導入が楽って面があるので、テスト勉強のやる気が出ないってなったら、スタディサプリでテスト範囲の講義動画を見るってするのも良いと思います。
それが呼び水になって教科書自体での勉強がしたくなったりするので。
(→スタディサプリ高校・大学受験講座と塾通いのどちらが良いの?)
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