※この記事は、私が学生の頃に英語を勉強するために、覚えやすいように理解したものであり、厳密に言うと用法や意味が異なる事も含まれていると思いますので、お読み頂く場合には参考程度に留めておいて下さい。

センター試験の英語長文

センター試験の英語の長文を勉強するのが苦手な場合には、かたまり毎にスラッシュを打ち、読んでいきます。

そのためには、少なくともSなのか、Vなのかは判断できる必要があります。

そして、副詞と形容詞はとりあえず無視して、おおまかに文の意味を理解していくのが長文を読むポイントです。

副詞的用法や形容詞的用法なども長文が苦手な場合には無視します。

副詞というのは、文全体(動詞)を「修飾」するものですし、形容詞は名詞を「修飾」するものだからです。(副詞の「ように」使うのが副詞的用法で、形容詞の「ように」使うのが形容詞的用法です。)

「修飾」というのは、ただの飾りつけですから、極端に言えばなくても意味は分かります。

例:かわいいパンダ、怖いパンダ

かわいい、怖いは形容詞で、パンダは名詞です。

「かわいいパンダが三匹生まれた」という一文で、「かわいい」という形容詞を無視しても文の意味は分かります。

「パンダが三匹生まれた。」わけです。どんなパンダかは分からないけれども。

「昨日、サッカーをした」という文も副詞を無視してもおおまかには意味が分かります。

副詞は「昨日」です。とりあえず、「サッカーをしたんだな」って事が分かります。

そして、センター試験では、その副詞や形容詞の飾りつけの部分が分からなくて、解けない問題というのは少数です。

「パンダが三匹生まれた」と分かっていれば解ける問題が多いですし、「サッカーをした」というのが分かっていれば解ける問題が多いです。

もちろん、もっと細かく分かっていれば(形容詞、副詞が分かっていれば)、より万全だとは思いますが苦手な場合には難しいというのも事実です。

そこまで細かい部分を問うような問題は出る頻度があまりありません。

なので、英語の長文が苦手な場合には、上記のように文を理解していきます。

かたまりで捉える例

「関係代名詞のかたまり」、「前置詞のかたまり」も、かっこなどでくくっておき、その一文のとりあえずの意味を理解します。

例えば、
The man you talked to is a soccer player.
という一文があったとしたら、
The man (you talked to) is a soccer player.
= The man is a soccer player.
と、シンプルな状態の英文にします。

その後にシンプルな状態の文「だけを考えて」、文の意味を先に理解します。

それから、必要がある場合には、かっこ内の意味を足していきます。

ここではThe manを詳しく説明するために、後ろにyou talked toとついています。
The man is a soccer player.「男はサッカー選手です。」
The man (you talked to) is a soccer player.「男(あなたが話した)はサッカー選手です。」

英文を読むには、まず、Sを探し出し、そのSに対するVが出てくるのを待ちながら読んでいくというのが大事です。

ですので、少なくとも、SとVは判断できる必要があります。(できれば、O、Cも。)

上の例で言うと、The manというSを見つけ読み進めていく時に、you talked toを読みながらも、V(is)を待っているという感じです。

かたまりの()内がどれだけ長くなろうとも、一文の中での()の数がどれだけ多くなろうとも、最初はシンプルな構造にしてから理解していくと長文を読む難易度が下がります。

「S/(副詞)/V/(形容詞)/O/(関係詞のかたまり)/(前置詞のかたまり)」
というかっこが多い一文も(かたまりが多い一文も)、SVOという形でとらえると難易度が下がります。

苦手な場合には、先にSVOというシンプルな形で理解するのが重要です。

かたまりの意味が良く分からない場合には、とりあえず飛ばして、SVOなどの基本形を理解しておけば最低限、長文の流れが分かります。

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苦手な物は1人でやるってのは敷居が高い部分があるので、理解を助けてもらうために、こういったのを使うのは効果があります。
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かたまりを知るために有効な品詞のルール

上記の例文のyou talked toがかたまりかどうか分からないという場合には、品詞のルールを確認しておくと、「かたまり」かどうかが分かりやすくなると思います。

上記の例文The man you talked to is a soccer player.で言うと、The man(名詞)の後にすぐyouという代名詞(名詞)ときて、文が「名詞→名詞」になっています。
なので、ルールを知っておけば、普通のシンプルな文とは違うという事が分かります。

ですので、ここがかたまりの始まりです。

また、you talked toのtoは前置詞ですから、ルールを知っておけば、後ろに名詞が来なくてはおかしい事も分かります。
(前置詞は、名詞の前に置くから「前」置詞です。)

なのに、上の例では、isという動詞がきています。

ですので、ここがかたまりの終わりという事が分かります。

上記の様に、品詞やルールを知っておくと英文が読みやすくなるのです。

Sに入ることができるのは、名詞・代名詞です。
Oに入ることができるのは、名詞・代名詞です。
Cに入る事ができるのは、名詞・代名詞・形容詞です。

そして、注意したいのは、この名詞や形容詞には、名詞的用法や形容詞的用法なども入る事ができるという事です。

名詞の「ように」使用するのが、名詞的用法で、形容詞の「ように」使うのが形容詞的用法だからです。

形容詞は補語になったり前から名詞を飾り付けたりします。

二語で形容詞の「ように」使う場合には、後ろから修飾します。(不定詞など)

副詞は文のどこに置いてもいいというルールがあります。(どこにおいても良いけど置く場所はほとんど決まっています。)

前置詞のかたまりは副詞のように使用します。

動名詞なんかも、動詞を名詞の「ように」使います。(動名詞など、名詞の「ように」使うものも前置詞の後ろにおけます。)

そして動詞には、自動詞、他動詞とあります。

私の場合は、「自動的に」前置詞(onとかinとか)が後ろにつく動詞が、「自動」詞=「目的語(O)が必要じゃない」で、つかないのが他動詞=「目的語(O)が必要」と覚えました。
※例外もあります。

どれが自動詞で他動詞かは覚えるしかありません。

穴埋め問題などで熟語が分からない場合や意味によって解けない場合には、自動詞なのか他動詞なのかなどによっても解くことができますし、「ここに形容詞が入るのはおかしい」など、ルールを考えて、穴が開いている所に入る可能性があるのはどの選択肢なのか?などによって解く事ができます。

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