学校の勉強は、やりたい内容じゃなくても勉強しないといけないという事が多いかと思います。

嫌いな科目や面白みを感じない内容だったりすると、やっててもつまらないし、意欲もあまりわいてきません。

嫌いなモノや面白くないものは勉強する事の原動力やモチベーションが弱いので、やり始めてもすぐに飽きてしまうことも多いです。

やり始める事すら辛いことも多いかと思います。

そういう「やりたくないけど必要だからやらなきゃならないもの。」や「興味があまりなくてできないもの。」をやるためには、自分の性格の特徴を関連させるとうまくできる事があります。

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勉強に自分の性格を関連させるという意味

勉強に自分の性格の特徴を関連させるというのは、自分が頑張っちゃう状況や環境に「興味ない学校の勉強」を当てはめるという意味です。

例えば、あなたの周りに(もしくは自分自身)、「人に頼まれた調べ物なら、かなり細部まで調べてしまう」という人いませんか?

頼まれた事が、全く興味なかったり、好きな内容でなかったとしても、人に頼まれちゃうと、めちゃくちゃ調べてしまうという人です。

その他には、ルールを外れることが許せない人とかも自分が頑張っちゃう状況を持っています。

ルールとしてあるのならば、『全然好きじゃないけど、それには従う』という人です。

弟や妹に教えるためならば、やりたくない事でもやれてしまう人、とかも『状況』を持っているという事になります。

やりたくない事で、かつ、やる必要のある事をやりたい場合には、この『自分がやれちゃう状況』を見つけておくと、かなり万能に使う事ができます。

性格の特徴を関連させるとうまくいく理由

これは、やりたくない勉強をやる目的をすり変える事ができて、やりたくない勉強をやる目的自体ができるからうまくいきます。

目的をすり変えるという意味はどういう事かというと、性格の特徴を関連させると、嫌いな科目の勉強を頑張っている目的が「テストで点をとるため」ではなく、「自分の性格的にココだけは譲れない〇〇のために勉強する」という状態になるからです。

目的がすり変わる事を先程の例で言うならば、嫌いな科目の勉強を頑張っているのは「テストのため」ではなく、「人に頼まれた責任感のため」だったり、「ルールを外れないため」に目的が変わることになるから頑張ってしまいます。

いずれにしろ『状況』はある

人によって性格が異なりますし、何にこだわりがあったり、どんな状況だと「やってしまう。」かは変わってきます。

ですが、性格的にどうしても頑張ってしまう状況というのは、人それぞれ何かしらある事が多いです。

きれいに整頓していないとすごい気になっちゃっていっつも直してしまう人、も『状況』を持っている人です。

パッとは思い浮かばなくても、これから先、意識しながら生活していれば、自分が守りたい状況、自分の考えを守るために頑張れる状況というのが見つかると思います。

頑張れる、というか本人的には頑張れるとかではなく、『自分にとって大事な考えを守りたい』とか、『自分的には、この思いはかなり大事』だから、そこを守るために(その自分の感情とか考えを守るために)、たとえ嫌な事とか興味ない事であっても、普通にできる事があるのです。

頑張る頑張らないではなく。

守りたいのは、その人そのものですから、やりたいやりたくないではなく、端から見ると、すごい頑張ってるなって思えるぐらいやってしまいます。

もし、今頭の中に状況が思い浮かんでいない場合にはこれから生活していく中で、「あっこの状況かも」っていうのを、少しだけ意識して探すようにして下さい。

もし出会えたらその状況を詳細にメモしておきます。

なんでか分かんないけど頑張れたっていう状況を詳細に書いておくと、後々確認した時に「あっこれが理由だったかも知れない」、「これが要因だったかも知れない」と理解できる事があります。

メモしておかないとすぐに忘れてその記憶はどっかにいってしまいますので気をつけて下さい。

『状況』に当てはめる

もう既に自分の中で、どうしてもやってしまう状況が思い浮かんでいる場合(「あっこれが理由だったかも知れない」、「これが要因だったかも知れない」が分かっている場合)には、どうにかして、その状況を嫌いな勉強にくっつけることはできないか?と考える事で、頑張るという感情ではなく、自分を守るために実行する事ができます。

状況の理由が理解できたら、その状況を『やった方が良いと思うけどやれない事』にくっ付けるようにします。

くっ付けるのは無理やりでも大丈夫です。妥当な理由がなかったとしても。

くっつける具体例

例えば、数学の勉強はすごい嫌いだけど、弟が「数学が好きなんだけどできない・・・できる様になりたい・・・」て言ってたから、数学を勉強する。と想像して当てはめたりします。

弟が小学生でまだ数学と呼んではなく、算数と呼んでいたとしても状況は想像で大丈夫です。

一人っ子なのに弟がいるとイメージするというレベルの想像は、具体性が欠け過ぎてしまい効果がなくなってしまうので避けて下さい。

嫌いな数学の勉強をする目的は、弟のためであり、弟のやりきれない気持ちを解消するためであり、そして、自分が大事にしている考えや思いを守るためになるから、頑張れます。

目的がテストで点数を取るためではなくなるので。

だから、頑張るという自覚もなく、頑張ることができる様になります。

くっつける具体例2

ルールを守る+中途半端が嫌な人の場合は、一例ですが、以下の様にしたりして、自分の状況をやりたくない勉強にくっつけます。

ルールを守る+中途半端が嫌な人の場合には、例えば、勉強をやめる時には、時間きっかりでやめる+わざと中途半端な箇所でやめてそのページを机の上で開いておく、と決めておいたりします。

時間きっかりやめるというルールを決めると、中途半端な箇所であってもやめる事になりますし、中途半端が嫌で勉強をやめる時に躊躇したとしても、ルールを守らないといけないのでやめられます。

そして、中途半端は嫌なので、中途半端な箇所で止まっている問題のページが目に入ってきたら(机の上で拡げているので)、気になってきてキリが良い所まで片付けたくなるので勉強を始めてしまいます。

ですが、勉強をやめる時には、時間きっかりでやめる+わざと中途半端な箇所でやめる、というルールがあるので、また、中途半端な所までやったページが出来上がります。

上記は一例で、人によって変わってきますので、色々自分で工夫してみると、自分の性格をやっちゃう状況にくっつけられる方法が見つかると思います。

やりたくないけどやらざるを得ない事をやるためのまとめと注意点

流れをまとめると以下の様になります。

  • 自分が頑張っちゃう状況や思いを抜き出しておく。
  • 無理やりでいいから、やりたくない事をその状況や思いに当てはめる。

やりたくなくても、やる必要のある事はたくさんありますが、工夫をすればそのほとんどに『自分の状況』を当てはめる事ができます。

複数あった方が当てはめやすい事は当てはめやすいですが、一つあるだけでもほとんどの事に対応できます。

ただ、やりたくない事を頑張り過ぎると反動がきて、物凄くやる気をなくす事が多いので、自分なりの息抜きは何が何でも必ずやるなどの様に決めておく方が精神衛生上良いです。

逆に、息抜きをするために他の部分はちゃっちゃと先に片付ける様に工夫したりし始めます。

精神衛生というのは楽しく生活できるかどうかにかなり影響がありますので、問題が出ない様、注意を払う様に気をつけておいて下さい。

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