勉強しているのに模試やテストで点数がとれない場合には原因を探る必要があります。

基本的にほとんどの物事には因果関係があり、『原因』があっての『結果』が出てきます。

そして受験勉強に関していえば、勉強時間の内訳(内容)に問題がある事が多いです。

ですので、具体的な原因を探るため、勉強時間の切り分けをします。

点が上がらない原因を探るため、自分が今受験勉強に費やしている時間を次の二つに切り分けます。

①「実際に勉強している時間」と、

②「勉強に関係している時間だけど勉強してはいない時間」です。

②に当てはまる、よくある事は、「スマホをいじって効率の良い勉強法を探している時間」や、「受験の悩みを解決しようとネット検索している時間」です。

他には、「志望校について調べている時間」や、「友達に受験の悩みを相談している時間」なども②にあてはまります。

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①「実際に勉強している時間」を更に分類する

勉強に関係ある時間の切り分けが終わったら、①の「実際に勉強している時間」を次の③と④に切り分けます。

③「実際に覚えようとしている時間」

④「勉強内容に関係あるけど、覚えるという作業はしていない時間」です。

④でよくあるのは、「ノートを作っている時間」や、「チューターに質問している時間」などです。

ノートを作っている時間はただ単に書き写しているだけになっている事が多く、内容を覚えようとしている時間ではありません。

チューターや講師に質問している時間もまた、覚えようとしている時間ではありません。

「理解できない問題を理解しようとしている時間」なども厳密には④の時間にあてはまります。

例えば、英語の文法が分からないから文法を「理解」しようとしている時間です。

理解できたとしても、模試やテストで点数を取るためには、理解した後に「覚えて、使える」ようにする必要があるので、「文法を理解する時間」は③にかなり近い④です。

「数学の問題の解き方の理解」も④です。

なぜかというと、解き方が分かったとしても、(参考書を見ながらなら流れを理解できるとしても)、その段階では、問題が試験で解けるかどうかは分からないからです。

というかほとんどの場合解けません。

当たり前の事ですが、模試やテストでは参考書を見ることはできないので、あなたの頭だけで解き方を思い出せなくては解けないのです。

ですので、思い出すためには理解の後に「覚えるという作業」が必要なのです。

覚えるという作業ではない文法を理解する時間や解き方を理解する時間は④になります。

④がものすごくやっかいで、④の「勉強内容に関係あるけど、覚えるという作業はしていない時間」が勉強の大部分を占めていると、「ちゃんと勉強しているのに、成績があがらない」という結果になってしまいます。

参考書を見ながら文法を理解できたとしても、「何も見ないで」文法の知識が取り出せなければ、その知識を使って試験中に問題を解く事はできないからです。

試験中には、参照したくても参考書は見れないので。

数学の解法の理解も同じで、参考書を見ながらその場では理解したとしても、「参考書がない状態で」その流れをあなたの頭だけで取り出せなくては点数が取れないのです。

模試やテストを受けている最中というのは「参考書がない状態」だからです。

③「実際に覚えようとしている時間」を見てみる

勉強時間を①、②、③、④に分けて、改めて見てみると、驚くほど③の「実際に覚えようとしている時間」が少なくてびっくりすると思います。

模試やテストで点数をとるために重要なのは③なのです。

④や②や①がどれだけ少なくても、③が多ければ成績を上げることができます。

というか、点数をとる勉強という観点から厳しく考えると、④や②は、ゲームをして過ごした時間と大差ありません。

むしろ、ゲームをして過ごしたほうが精神的につらくなく、③の時間を増やせる可能性が高いので良い事もあります。

より客観的に考えるために想像する

成績を上げるための解決策を考えるには、上記の様に切り分けた後、純粋に③「実際に覚えようとしている時間」だけを考えて(④や②は考えず)、「その③をやっている仮想の受験生」を想像します。

その受験生は、模試で成績があがってもおかしくないですか?

その受験生の③の量は十分に足りているでしょうか?

もしかしたら、その受験生は、④や②がものすごく多くないでしょうか?

もし④や②が多かったとしても、これから先にすぐに③に移れるので、④や②を頑張った事はぜんぜんムダではありません。

ですが、これから先③をやらなければ、今までの④や②がムダになってしまいます。点数をとるという目的からすると。

③「実際に覚えようとしている時間」が足りている場合

もし、③をこれだけやっているのに成績が上がらないのはおかしいと感じる量ならば、その仮想の受験生は、「学習した内容を覚えているかどうか」を確認する必要があります。

③が充分あるのに、点数が取れないという事は記憶が定着していないという事なので。

もしくは、薄い可能性ですが勉強している範囲があまりにも狭いという事が考えられます。範囲が狭い場合には、ただ知識の範囲を増やすだけなので新しく覚え始めてください。

勉強した範囲が狭いわけではない場合には、今までにやった③「実際に覚えようとしている時間」の内容の部分をもう一度参考書や問題集で振り返ってみます。

点数があがらない場合には、再度問題を見てみた時に「ほとんど覚えていない状態」に陥ります。

参考書の解答を少し見れば思い出せるけど(記憶の取っ掛かり=ヒントがあれば思い出せるけど)、「参考書がない状態では思い出せないという状態」です。

この場合には、記憶を強化する必要があるので、これからの勉強では、今までにやった所を復習する事に全力を尽くします。

この受験生は、勉強内容的には成績がとれておかしくないという状態ですから、あとは試験で制限時間以内に勉強内容を思い出せるかどうかを意識する事で成績を上げられます。

記憶できているかどうかだけが問題なので、思い出せるレベルにまで記憶を強化していけば成績が上がるようになっていきます。

そのためには「覚えたかどうかを毎回確認する復習」がポイントです。
(→高校の成績を上げる方法は勉強時に記憶を常に確認し復習する事!

③「実際に覚えようとしている時間」が不十分な場合

もし、③の内容をやっている受験生を考えた場合に、「この勉強量じゃ成績上がらなくて当然かもしれない」と感じたならば、その受験生がやるべきなのは、③「実際に覚えようとしている時間」の時間を増やすことに全力をかける事です。

③の内容を増やすには、「何も考えずにやり始める技術」が有効です。
(→いつまでたっても勉強が始められないという事がなくなる!
(→テスト勉強に飽きたりやる気が無くて机に向かえない時には?

そして、いかに④「勉強内容に関係あるけど、覚えるという作業はしていない時間」を減らすことができるか?、いかに②「勉強に関係している時間だけど勉強してはいない時間」を減らすことができるか?という事も大事です。

「今やっている作業は④なんじゃないのか?②なんじゃないのか?」
と、自分を見張っていると④や②の時間を減らすことができます。

④や②でやっても良いのは、「ホントに必要と感じるもの」だけです。

まとめ

何が言いたいかというと、「勉強している気がする勉強時間」(②や④)は、思っているよりも、あなたの勉強時間の大部分を占めている事があるので注意が必要ですよという話でした。

テスト勉強のやり方については、「高校の中間・期末テスト勉強のやり方を知り効率よく点数をあげる!」をご覧下さい。

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