4.一行だけ読もうと決めて勉強を始める利点
(この記事は家で勉強に集中する方法の五ステップの四ステップ目です。)
※この記事は長いです。
1、やるべき事を決め、2、机を何もない状態にし、3、机に向かいどうにかこうにか一行目を読んだとします。(そうしないと話進まないので。)
一行目を読む事ができたら、その後はそのまま問題文を読んでしまいます。
勝手に全文を読み進めちゃうのです。
風呂に入る時と同じです。
眠い時や疲れている時には、お風呂に入るのが面倒だなと思うことがあると思います。入るまでが、ものすごく面倒に感じる時は普通にあります。
そして、どうしようか迷っていると、深みにハマっていきどんどん入れなくなってきます。
あなたの頭の中で、面倒くささが大きくなっていくからです。
でも、「風呂に入るの面倒くさいな」と考える前に、「何も考えずに」、お風呂場に行って服を脱ぎ始めたら、もうその時点で、「風呂に入らない」という選択肢が消えていきます。
お風呂場にいって服を脱いだのに、風呂に入らなかった事がありますか?
最初は面倒だと考えていたとしても、その行動はどんどん繋がっていき、結局「お風呂に入る」という目標を達成する事ができます。
そして、一度風呂に入ってしまえば、頭も洗うし、体も洗うわけです。適当になる事もありますし、念入りに洗うときもあります。
最初は面倒だと思っていたけど、風呂に入ったら「なんでか知らないけど」めちゃくちゃ念入りに洗ってしまった経験ないですか?
で、なんだかんだ風呂入ったら、満足感があるわけです。
何も考えずに服を脱ぎ始めてしまえば、その後もなんだかんだで続いてしまうという事です。ここでは「服を脱ぎ始める事」イコール「風呂に入った事」なのです。
ですので、勉強が始められないという場合には、一行目を読む!と決めるのがコツです。
そうすると、「何も考えずに」始めやすいので。勉強を始める前の、余計なこと考えなくて済むので勉強の不安が出てきにくくなります。
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勉強の始め方:一行読んだら終わってOK!、で始める
ホントに勉強をやり始められない場合、いつまでたってもやれない場合には、一行目「だけ」読んで終わり!と決めるともっと簡単になります。
「一行目読む!」というのは、風呂でいうなら、「服だけ脱ぐ!」と決める事です。
「めちゃくちゃ念入りに洗う!」と決めるとかなりの確率でお風呂に入る頻度は減る事になります。
勉強の始め方も同じです。
「めっちゃ頑張る!」と決めると勉強を開始する頻度は少なくなり、結果勉強に対する時間も減っていきます。
「一行目だけ読む!」と決めると勉強を始める回数を増やす事ができます。
そして、「めっちゃ頑張る!」と決めたときと、「一行目だけ読む!」と決めたときの勉強の効果に、
大した違いはないのです。
後々の事を考えれば、「一行目読む!」などの簡単な事ならば、1.精神的につらくないから、勉強を続けられるし、2.勉強に集中できる「始めの時間」の回数も増えるわけです。そして、3.頻度が増えるので、勉強に対しての耐性も上がっていきます。
ですから、「何も考えずに」、「あなたの頭の中で事をどんどん大きくする前に」、一行目を読むの勉強の始め方として重要です。
「勉強しよう」と決めるよりも、「教科書の一行目を読もう」と決める方が、行動への敷居が低くなります。
一行目を読むなんてのは、すぐに終わることだからです。
ぜんぜん難しいと思わない事ならば、勉強の頻度があがります。
頻度が上がれば、勉強する事が習慣になっていき、更に「何も考えずに」勉強を始められるようになっていきます。
家でも勉強に集中するための最後の5ステップ目は「勉強が始まるまでの流れを無意識にもっていく」です。
ステップ5:勉強の習慣付け!机に向かうまでを無意識にする!5/5
勉強を始める前に「勉強の労力」を考えてしまうと、気持ちが萎えてしまって勉強が始められないので、「なんでか知らないけど」勉強の流れに乗っかっていた、という「労力を考える前に勉強を始めていた」という状態に持って行きます。
完璧主義をやめるのを意識して、すぐに解き方を見て、解き方を覚え始める
以下は勉強を始めた後に関する補足です。勉強始めたら始めたで、完璧にやろうとしちゃうという場合に読んで下さい。
問題文を読んだその後は、自分で解き方を考え出そうとせず、すぐに解答を読み始めます。
何を覚えればこの問題は解けるのか?を意識しながら。
(→勉強の方法が分からない時には、覚える対象を決めるのがポイント)
(私は数学も暗記して勉強するのがいいと思っているので。自分のやり方がある場合にはそのように勉強して下さい。)
完璧主義をやめるのを意識するのが重要です。
また、いったん解答を読み始めたら、ここでも、ある程度までは読み進めてしまいます。
なんでかというと、少なからず「ホントは」解きたいと思っているからです。
「ホントは」テストで点数とりたいと思っているから、解答を読むぐらいならできやすいのです。
そして、「覚えれば解ける箇所」や「解答の流れで知らない所」を覚えようとしていくだけです。
この際、覚えているかどうかを確認しないで書かれている事を読んでいるだけ、という状態にはしたくないので、解答から目を離して(目をつぶったりして)、思い出せるかどうかを確認します。
ただ単に、「書かれている事がとりあえずでも頭に入ったかどうか」を確認するためです。
この際、なんでこうなるんだろ?とか出てくると思います。
その場合には、軽く考えるのはいいですが、深みにはまりそうだったら(長くなりそうだったら)
「なんか知んないけど、こうなるから次にこうなるんだ」でいいです。
1+1が2とかと同じです。
ゲームでも、「なんでこの敵倒したらこのアイテムもらえんだよ!?」とか考えないですよね。
もらえるから、もらえばゲームが進行するんです。
ホントに知りたかったら、個々人で調べればよいことですが、「今は」なんでこうなるのか分からないという箇所にあなたの勉強のやる気を向かわせる事よりも、前日の夜にやると決めた問題の二問目を覚え始めるのが先なのです。
どうしてかというと、「1+1は2」等の疑問は点数に結びつく可能性が低いからです。
(なんでこうなるんだろ?って箇所を「ホントに」知りたければ学習すればよいとは思いますが)
今のところ(おそらくですけど)、勉強やりたくないって気持ちが強いと思います。でも大学に行くために受験勉強する必要があるという。
ですので、どんどん次に進んでいきます。少しでも点数がとれる方が勉強の継続に影響が強いからです。1回目の勉強で完璧を求めない、最初の段階からの完璧主義をやめる、ってのが重要です。
ちょっとずつでも勉強を続けて、テストで点がとれるようになったり、今まで全然分からなかった問題が分かる様になっていったら、ちょっとは嬉しさがありませんか?
勉強したからといって必ず成績が上がるとは限りませんが、勉強しなければ成績が上がる可能性は0なわけです。
ですので、ここでは、より点数がとれる可能性が高いほうを優先するのです。そうすれば受験勉強のやる気につなげられる可能性が高いので。
今現在のあなたの頭の中にある知識だけで、その問題でひっかかった箇所を「う~ん、う~ん」と考えて一日が終わり、二日目が終わり・・・という場合と、分からない箇所は「よくわかんないけどこうなってこうなるのね」とそのまま覚えて、次の問題にいき、その日にやる事を全部終わらし、次の日にやる事を書き出し、二日目も決めた事を終わらしていく。というのでは、点数が多く取れる可能性は高いのはどっちなのか?という事なのです。
どちらが本当に欲している事なのか?という事なのです。
そして、分からないままでも、勉強を進めていけば分かってくる事も多いのです。他の問題をやっているからこそ分かる事も多くあります。
なので、深みにはまりそうだったらどんどん飛ばします。
飛ばしますけど、「理由は分かんないけど、こうなってこうなってこうなる」というのは覚えます。小学生の頃、1+1は2って覚えたように。
また、いつまでたっても勉強始められないって時は、スタディサプリや進研ゼミを使って、動画で勉強できる様にしておいて、なかなか勉強始められない→スマホとイヤホンだけ持って外出る(喫茶店、図書館、公園、電車等々)→アプリで動画流し始めるだけはする、って意識するのも役立ちます。
動画流し始めちゃえば自動的な感じでその後も勉強が続いちゃうので。
スマホだけ持てば良いので、勉強開始の敷居が低いので始めやすい方法です。
(→進研ゼミ高校講座ってスマホやタブレットで受講できるの?)
(→スタディサプリ高校・大学受験講座と塾通いのどちらが良いの?)
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