暗記のコツって何なの?合格に必要な記憶の定着具合とは?

[暗記のコツ]定着具合まで考える---。


”暗記するコツが知りたい!”と思ったり、”どうやったら記憶できるの?”、”テストで点数がとりたい!”と思ったならば、人間がどうやって記憶するのか?や、テストで使える知識について知る必要が出てきます。


試験勉強やテストでは、無意識にでも頭に出てくる知識が必要になってきます。
(→合格点をとるのに有効な無意識レベルまでの記憶の話。)


今までどうやって暗記してきた?


どうやったら記憶できるのか?を知るために、九×九を覚えた時の頃を思い出してみます。


九×九を覚える時、○×△=□と「答え」を覚えましたよね。


そこに、思考はなかったと思います。どうしてそうなるのかは考えなかったと思います。


もしくは、一度解法を覚えてから、(リンゴが○個入ったカゴが△個あったらリンゴは□個だ、等を考えてから)、
それぞれの九×九の”答え”を覚えましたよね。


いちいち、九×九の全てにおいてリンゴとカゴは考えなかったはずです。なぜならパターンは全て同じだからです。
九×九において「解法」は全て同じなのです。


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テストで点数をとるのに、「考えながら解く」が必要なのか?


自分で一度問題を考えてから、解答を確認し問題を再度解く、そして類題を解く、という勉強をしている事もあると思います。


これは、九九で言うと8×7も5×4も全て、答えを出すときに、そのそれぞれで毎回リンゴやカゴの様な例を考えたかのように解くという事と同じです。私の考えでは。


8×7も5×4も全て同じパターンなのに。


実際にはその本質や解き方はどれでも同じなのに、あたかも新しい解き方でやったと感じているという事です。


このようにやっていくと、勉強する事自体に時間がかなりかかってしまいますし、パターンの記憶が定着するまでにも時間がかかります。


かけ算の場合には、そのようにはしなかったと思います。一度考え方を覚えてから(考え方を理解してから)、愚直に「答え」を覚えたはずです。


8×7も5×4も7×9も全て解法は同じだからです。ただの類題なのです。


この「類題」は実際に解かなくても、解法を覚えているならば全て解けるのです。


数字が違うだけだからです。


試験や入試の問題もかけ算と同じです。


どうやって記憶してきたっけ?


九×九を覚えるのにやった事は、どうしてそうなるのかは考えず(そもそも疑問も浮かばないかも知れませんが。)、7×9なら7個の物が9個あったら等いちいち考えずに、63と、パッと答えを出していますよね。


いきなり答え(解法)を、何度も何度も繰り返して覚えたのです。


因数分解もそうです。


最初に解法を理解し、いくつもの問題を解いて頭に入れていった結果、記憶が定着し、習い始めは難しかったものが今ではスラスラ解ける様になったのです。


ここでも、解法を理解した後、何度も繰り返して覚えたのです。


ですので、合格のためには(試験で点数をとるためには)、理解しただけで終わる勉強ではなく(参考書1、2周など)、覚える事に比重を置いた勉強が必要なのです。


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基本は同じだけど、時間を考えちょっと工夫する?


因数分解やかけ算の場合、いくつもの問題にあたる結果、解法が身についたという勉強です。


ですがこの場合、解法は全く同じで、言い方・表現・数字が違うだけの問題に数多くあたった結果覚えられたという事です。


同じパターンの問題に数多くあたった結果、1パターン覚えられたという流れです。


同じ解法を使う問題なのですから、どれだけ類題を解いたとしても、「一問解ける様になった」という事と同じ事なわけです。


九×九ができる様になって81問解ける様になったとは言いませんよね?


九×九ができる様になっても、1つの解法ができる様になったというだけの事です。


(できる様になる事と、使いこなせるのは違います。理解できるのと、覚えて試験で使えるのは違います。「1つの解法を理解できた、けど試験で解けるかは分からない。」という意味です。)


「理解した」を「覚えて、使える。」にするという意味です。


もちろん、多くの類題に当たれば、その解法(パターン)は覚えて使えるようになります。


ですが、類題を数多く解くことによって覚えるというこのやり方では、全ての解法を暗記するまでに時間がかかりすぎます。


「勉強時間」の大部分を占めてしまうのです。


実際に自分で考えているかのように解く作業をしていると、時間がものすごくかかるし、考えているかの様に感じる時間の割合が、勉強の大部分になってしまいます。
(下線部分は、未知の問題にあたる時に、最初は答えを見ずに、とりあえず自分でやってみるというやり方の事を言っています。)


このような、解説を見ずに問題を自力で解き始めるというやり方は、結局「答えを見て、その解き方を覚える」という結果になる事が多いです。


結局答えをみて、その問題を「覚える」のですから、自分で考えているかの様に解き始める時間を飛ばして、新しい問題でも、最初から「解答」をみて覚え始めるのが早いとは思いませんか?


問題をやり始める時には「すぐに解説を読み始める」のです。自分で考えたかのような時間を飛ばして。


「解答のやり方」が使いこなせる様になれば「解ける=テストで点が取れる」のですから、さっさと解答のやり方を「覚える」事に時間を使い始めるのです。


解けたとしたら、ただの復習に終わる?


また、自分でやり始めても解ける問題というのは、今までに学習してきた事を思い出せただけの事が多いです。


大げさに言えば、それは新しい問題で「復習」しているだけです。


新しい知識を頭に入れている事ではありません。


復習はものすごく大事ですが、復習は過去にやった問題を何回もやる方が記憶が定着します。


新しい問題で「復習する」のは時間がかかりすぎますし、その先の記憶の定着にも効果が薄くなってしまいます。


自分で考えずに、解説のやり方を覚えるというのは、試験問題の様な、答えが一つである事が多いものの解き方、覚え方の話です。


もちろん人生・生活においては答えは無数にあるのですから、自分に合った方法を自分で考え、自分で試していく、自分で解決していくものが多いです。


暗記のコツは記憶するモノを絞って、何十回もやるコト?


解法を覚えれば、同じ解法を使う問題は、問題文から必要な数字や情報が取り出せれば解けるのです。


やり方を覚えるために一つの代表的な問題を何度も繰り返すのか、大量の”類題”を解いて結果的にやり方を覚えるのか、という違いです。


解法のパターンだけを覚えるならば、グッと時間が少なくて済みます。(類題をやっている時間がごっそりなくなりますので。)


という事はそれだけ、かけ算レベルまで落とし込める時間も解法の量も増えるという事です。
(通常はかけ算レベルまで落とし込むのにはめちゃくちゃ繰り返す必要があるからです。一つ一つの解法に当たれる時間が増やせるから、その分、かけ算レベルまで落とし込める可能性が上がるという事です。)


繰り返しにあてられる時間が増えるのです。


覚えるのに必要な問題数が少ないという事は、復習にあてられる時間が増やせます。


そうすると無意識レベルに落とし込める解法のパターン、知識の数が増えます。


無意識レベルにするには、何度も何度も、「これだけやれば誰でも覚えられるよ。」という回数までやる必要があるので勉強時間の確保は重要です。


覚えるというのは、少なからず時間がかかる作業です。


試験に必要な記憶は1年後にも覚えている様な定着具合ですから、記憶を維持するために定期的に復習し、繰り返しメンテナンスしなくてはいけません。


類題を実際に解いて解法を徐々に覚えて行くやり方の時間は
実際に考えている様に感じる時間(①)
+書いている時間(②)
+結局、解法を見て理解する時間
+間違えたら復習する時間)


これらの時間がかかるので、解法一つ覚えるのにもかなりの時間がかかります。


新しい問題をやるときに自分で解き始めず、一発目から解説をみるやり方は、①、②の時間を飛ばし、「知識の定着」という、より合格に直結する事に時間を多く割けるという事です。


類題をやるよりも、解法を覚えようとするというやり方の利点は、知識の定着にかけられる時間を大幅に増やせるという事です。


繰り返しになりますが、合格点をとるために必要なのは、理解している知識がどれだけ多いのか、ではなく、定着している知識がどれだけ多いのか、が重要になってくるです。


ですので、理解にかける時間よりも、暗記にかける時間を多くする必要があるのです。


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