物事を整理するには、先に大枠を決めておくと結構楽に整理する事ができます。

考えがまとまらない時や悩みの解決策が分からないという時などには、テンプレの様に先に分類したい事などをノートに書き込んだ状態で取り組んでいくと整理しやすくなります。

何も考えずに始めると頑張っているけど結局いまいち仕事がはかどらなかったり、勉強し終わったけど結局あまり成果が感じられないってなる事があると思います。

個人的によくあるのは、「結構時間を使ったのにごちゃごちゃしてきて結局何も決まらなかった・・・」ってなってしまう事が多いです。何も決めずに始めると。

なので、それを避けるために、どんなでも(仕事する時や何かしら勉強する時、物を買う時の調べ物の時など)先に完成形をある程度考えてから取り組む様にすると楽に作業しやすくなります。

また、先に大枠を作っておくと、勉強や仕事の作業自体もやり易くなるっていう面もあります。

以前、問題集を進める時はルールを決めてそれに沿う様に勉強するとやる事決まってて楽と書きましたが、先に自分なりのテンプレート的な事を決めておくと、やる事が明確になるので集中しやすくなり、作業もやり易くなります。

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思考の整理、頭の整理をしながら勉強や仕事をするなら先にノートに大枠を書く

思考の整理、頭の整理をしながら勉強や仕事をするなら先にノートに大枠を書いておく、のが役立ちます。

大枠やテンプレを考える時(ノートに書く大枠を何にするか決める時)には、最初に「どんな状態になっていたら満足か?」と考えます。

仕事や勉強に取り組み始める前に「最終的にどんな状態になっていたら満足か?」「どんな事が分かりたいのか?」と考えて、その時に出てきた項目をノートなどに先に書いておきます。

勉強ならば、この問題を終えた時に何が知れていれば勉強したという状態になるか?と考えます。

そうすると、思考を整理しながら物事を考えやすくなるので。

頭の整理をしながら勉強や仕事を進めていけるって状態になります。

考えを整理・分類しやすい様に枠線で囲んでおく

後々作業しながら、ノートに書いた大枠の中に考えや内容を書き込んでいきたいので、ある程度のスペースをとった上で項目(大枠)を書いておきます。
(広さ・面積としてのスペース)

更に見た目的に分割されていると整理・分類しやすいので、それぞれの項目のスペース(その分類の考えを書いて良い場所)がどこまでなのか、どの範囲なのかが分かる様に枠で囲んでおきます。かなりスペースをとった上で。

四角等でペンでノートに書き込んでおいたりします。

私の場合はポケットティッシュぐらいの大きさのふせん紙を使用し、ふせん一つにつき一つの「疑問(大枠1)」とか、「作業が終わった後に知っておきたい事(大枠2)」等を書いておき、そのふせんをコピー用紙に並べて貼って横に置きながら作業したりしています。

そして、その後に問題に取り組みます。

で、問題に取り組みながら、考えとか内容とかを、その大枠に合致するスペースの所に書き込んでいきます。

取り組み始める前に、大枠を考えると、思考や物事を分類しながら仕事できたり勉強できたりするので、最終的にできあがるのが「ある程度整理整頓されていて考えやすい状態の物」になるっていう面と、作業している最中にやる事決まってて他の事を考えずに済むから「作業自体が楽ではかどりやすい」っていう面があります。

先に決めておくと思考の整理が楽になる意味合いの例3つ

いまいち分かり辛いかも知れませんが、先に大枠やテンプレート的な事を決めておくと思考を整理するのが楽になる事や、大枠が決まっていない状態だと物事の整理がどう面倒くさくなるかの例を以下に挙げたいと思います。

  1. レビュー書き
  2. 白線のない駐車場
  3. ファイル管理

レビュー書きも頭の中がごちゃごちゃせず整理しながら書ける

何か商品を買った時に、「レビューを書いて下さい。」と言われたとします。

この時、何も決めずにレビューを書こうとすると、何を書いて良いか分からず全然書けなかったり、書いてみたけどよく分からないレビューになったり、書きたい事があったのにモレがあったり、ってなったりします。

もちろん何もなくてもうまく書ける人はいますが。

ですが、以下の様な事が書かれた物を商品と一緒に渡されたならば、レビュー自体がぐっと書きやすくなるし、出来上がるレビュー自体もある程度伝わりやすい物にしやすくなります。

  • この商品の機能で気に入っているのはどういった所ですか?
  • どの様な場面で役に立ちましたか?
  • この商品の不満としてどんな事がありますか?
  • 購入を考えている方に伝えたいのはどんな事ですか?

こんなのがあると、出来上がるレビューはある程度まとまっていて、上記の項目を埋める様な形でレビューを書くことができるのでレビュー作業自体も物凄く楽になります。

この記事でいう先に大枠を決めるというのは、上記の様な事を“レビュー”を書き始める前に決めておくみたいな事です。

“レビュー”をまとめたい、と考えている場合には。

=大枠が先に決まっているとレビュー書きも頭の中がごちゃごちゃせず整理しながら書ける

頭の整理ができない=白線のない駐車場

白線のない駐車場に整理整頓された状態で車をつめていくのは、慣れていないとかなり大変になります。

そのまま駐車し始めてしまうと、出来上がるのは斜めになっていたり、間隔がバラバラだったり、車が全然通れなかったり、後々色々な形になっている可能性があるのでどこに停めたかすごく分かり辛い、っていう駐車場です。

=情報はあるけどどこに何があるか分からなかったり、形式が揃ってない状態の情報が頭の中に並んでる状態
=頭の整理ができない

大きいスーパーの駐車場に白線が引かれていなかったら、駐車するのはかなり大変になります。

なので、整理整頓された状態の考えがまとまりやすい、悩みの解決策を考えやすい“駐車場”にするには、駐車し始める前に白線を引いておきます。

=それぞれの大枠の内容を書いてよい部分(スペース)を四角で囲って、作業中にすぐ整理できる様にしておく
(完成形も整理整頓された状態になる)

考えがまとまらない=先にフォルダがないファイル管理

パソコンのファイル管理なんかも「必要になるであろうフォルダ」を先にバァーっと作っておくと、整理整頓しやすくなります。

保存したいファイルが出てきたらそのフォルダに入れていけば勝手に分類されているので、かなりの年月パソコンを使っていても、最終的にできるのはある程度整理整頓されていて、どこに何があるか判断しやすい状態にできます。

何も考えずにPCを使用していると、同じ様な分類のファイルでも重複してフォルダを作ってしまったり、分類していない状態でどこかにまとめて保存しておくってなったりします。

量が少ない内は問題は出てきませんが、かなりの量になってきた場合には、整理整頓されていないとどこに目的のファイルがあるか分からなくなったり、どのファイルとどのファイルに関連性があるのかとかが分からなくなります。

そうすると“保存”自体は頑張っているけど“考え”がまとまらないってなったりします。

考えがまとまらない=先にフォルダがない状態でファイル管理をしてる状態
=大枠がない状態で個々のファイルを頑張って保存している状態

なので、先に大枠を作っておくのが大事って事になります。思考の整理、頭の整理をしながら物事を決めていくには。

整理整頓した状態で勉強する事になるから頭に入りやすくなる

これは、勉強や仕事でも同じ様な事が言えます。

勉強で言えば、勉強が思うように捗らないって時やかなり疲れるって時には勉強する前にあらかじめ抜き出したい事を決めておくのです。

そうすると、分類する事自体が決まっているから勉強作業自体が楽になるし、整理整頓した状態で勉強する事になるので頭に入りやすくもなるからです。

頭の整理をしながら勉強できるし勉強しやすい状態にもなる

例えば、勉強に取り組む前に(問題をやり始める前に)以下の様な事をノートに書いておきます。それぞれの間にかなりスペースをとった上で。

  • この問題で覚える事は?
  • 一番最初にやる事は?
  • 解く流れは?
  • 自分が忘れやすいと感じる事は?

この様な自分のテンプレートを勉強前に決めておき、勉強する際には「これを埋めていく」って意識で勉強するとやり易くなります。

最初に整理するために大枠を作ってあるので、この大枠を埋めるって勉強は、頭の整理をしながらの勉強ができてるって事になります。
=ごちゃごちゃしないので頭に入りやすくなる(記憶もしやすくなる)

また、大枠を埋めていくのが勉強、になるのでやる事決まってて勉強しやすい状態にもなります。

他にも、過去問などを勉強する時など、ある程度の年数を通して知りたい大問毎の特徴や解き方、注意点なども、コピー用紙などに先に「大問1」「大問2」・・・と大枠を書いておき、過去問の確認をする時にはその部分につけ足しながら進めていく様にします。

私の場合は何かを勉強する場合にはふせんに書いて該当ページに貼っておき、最後にコピー用紙やノートに同じ項目ごとに貼り直していくみたいな使い方が多いです。

勉強の場合には時間に注意

上記の様な事は全ての問題で大事になってくる事ですが、大枠をノートにわざわざ書かなくても、ただ意識するだけで勉強作業自体が楽になる様な問題も多々あります。
(相性が良いと言える様な問題)

そのため、全ての問題で大枠の内容をノートに書き込むのではなく、覚えにくい問題やちょっと複雑で頭がごちゃごちゃする問題など、必要だと思うものだけにして下さい。

全てノートに書き込んでいたら全然勉強が進まないので。

目安的にはノートに書くのは問題集の二周目、三周目で頭に入っていない問題ぐらいに留めるほうが効率がよいと思います。

その他の問題は、問題集の解説の該当箇所に「自分のテンプレのそれぞれの頭文字をつける」ってぐらいに留めておいたり、テンプレに書いた項目毎に下線の引き方を変えるとかにしてより楽な感じにして下さい。
(例:一番最初にやる事→四角で囲む、この問題で覚える事→波線、解く流れ→数字を先頭に書く、忘れやすいと感じる事→蛍光ペン、など)

そして、テンプレを埋める感じで勉強を進めていきます。

ノートにわざわざ書かない場合に考えを整理しながら勉強する流れの例

上記の例で言えば、勉強する時には常に下記の様な流れでやっていくという事になります。

ノートに書かないで考えを整理しながら勉強する流れの例

  1. 最初に四角で囲む箇所を探す
  2. 四角で囲んだ後は波線を引く箇所を探す
  3. 波線を引いた後は数字を書く箇所を探す
  4. 数字を書いたら蛍光ペンを使用する箇所を探す

この様にやる利点は、1.何をすれば勉強になっているか分かるっていう部分と、2.次に何するか分かるから迷いにくいって部分と、3.その問題の勉強の終了が分かるって部分と、4.パターン化されているから作業が物凄く楽になるって部分があります。

問題集の最初から最後まで上記の事をするって作業が勉強になるからです。

勉強の流れの“大枠”が決まっているから楽っていう面があります。

頭を整理する方法、物事を整理する方法のまとめ

頭を整理する方法、物事を整理する方法は他にもたくさんあると思いますが、この記事で書いた方法をまとめると以下の様になります。

  1. やり始める前に大枠を決める。
  2. それを埋めるがための作業にする。

生活の中でもう既に上記の様にやっている事は多々あると思います。

本棚とかもそうですし、食品を収納する場所なんかも「これはここ」みたいに決まっていると思います。

「冷蔵庫」って決まっていたり、「冷凍庫」って決まっていたり、「倉庫」に置くって決まっていたり。

お弁当なんかも同じです。

「これはここ」「これはここ」って食べ物の種類によって大体場所が決まっているから敷き詰めやすいし、何を作れば良いか考えやすくなります。

悩みの解決策を考える時や、考えをまとめる時、思考を整理する時、勉強や仕事をする時なんかも、そういう「区切り」や「大枠」を先に作ってから中身を入れていく、とすると物事を整理して考えをまとめるのが楽になる事が多いのでおすすめです。

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