勉強する時間があまりとれないという場合は、スキマ時間などの細切れの時間を有効活用して勉強を進めて行く必要があります。

細切れの時間を有効活用するために大事なのは、『日々の勉強は細切れの時間のためにする』という意識です。

机での勉強は、「スキマ時間に勉強し易くするための準備」という感じです。

また、問題集やノートを複数広げて勉強する必要がある物はまとまった時間に優先的にやっておきます。

忘れがちになってしまいますが、細切れの時間でも問題ない勉強を、まとまった時間がとれた時にやるのは効率が下がってしまいます。時間があまりない時には。

机で勉強できるのに、机の前で「単語帳開いて復習する」というのは、効率が良いとは言えない時間の使い方になってしまいます。

スキマ時間の事を考えた勉強とは?

大学受験で合格するには暗記が物凄く大きな割合を占めていますので、勉強する時には復習しやすくなる様に勉強するのが大事という記事を書きましたが、これと同じで、時間がない場合には、スキマ時間の勉強の事を考えて、空き時間で勉強しやすくなる様に日々の勉強をする様にします。

覚えれば良いポイントがスグ分かる様にしておいたり、自分の頭の中に入っている知識と入っていない知識がすぐ分かる様にして備えておくのです。

一周目に出てきた疑問なんかも、すぐに分かる様該当ページにメモしておいたりします。

でないと、空き時間に勉強する時にも、再度0からやらなくてはならなくなるので。

それを時間がない時にやっていたら勉強が大変です。

短い時間にもスグに覚え始められる様にしておきます。

それが日々の勉強の目標の様な物になります。時間があまりとれないという場合には。

スキマ時間は復習をする?

基本的には細切れの時間には『復習』をする様にします。新たな知識の勉強ではなく。

どうしてかというと、復習には以下の様な面があるからです。

  • 机の前で復習するのも、通学中の電車内、スクールバス内で勉強するのも質的にほとんど変わらない
  • 一度やっている事だから一個一個は短い時間で済む
  • まとまった時間にやるのは面倒くさく感じやすい

復習というのは、隙間時間にやってもまとまった時間でも“質が同じにできる物”です。

なので、通学中の隙間時間(電車の待ち時間など)で勉強する時には基本的には『復習』をする様にします。

ある程度の時間を必要とする新しく物事を理解する勉強や、あっちこっちに行って色々なページを参照したくなる様な勉強ではなく、『復習』が細切れの時間の勉強のメインになります。

復習は細切れの時間でも質が同じ

復習はスキマ時間でも何の問題もないくらいのスピードで学習でき、机の前で復習するのと変わらない効果の勉強ができます。

もう既に一度勉強している内容で、いくつものページを見るという学習(問題や解答、参考書を行ったり来たりする学習)ではないので、机の前でやろうが、待ち時間でやろうが変わらないくらいの質で勉強できます。

そして、復習は基本的には一つのページで事足りる様になっていますし、ポイント、ポイントが再度思い出せればそれだけで事足ります。

逆に言うと、色々なページを参照しないで良い様に、問題集に自分の疑問を書き出したり、疑問の答えを解答に書き込んだりして準備しておく事が重要です。空き時間にも勉強しやすくするには。

復習しやすい様に「きっかけ」を準備しておく

ですが、何かきっかけがなければ、カバンから取り出して教科書を開き始める事ですら面倒くさい事がありますし、決意を固めた最初の頃は頑張れたとしても長い事「空いた時間ができたら勉強する」という事を続けるのは結構大変です。

スキマ時間は時間が短いので軽視しがちで、「まっいっか」的な事になりやすくなります。

そのためスキマ時間を活用して勉強する事を継続するためには、何か『スムーズに始められるきっかけ』を作らなくてはなりません。

更に言うと、教科書や問題集を開くよりも簡単に情報に触れられる様にして『スキマ時間の勉強』が長続きする様に工夫しておく必要があります。

そこで使ったりするのが、未来の自分(隙間時間の自分)宛に『復習する内容“自体”が書かれたメールを送信予約する方法』です。

また、勉強する時間があまり取れない時には、進研ゼミやスタディサプリなどのアプリや動画で勉強できるサービスも便利に感じると思います。

移動中や時間があるってなった時にスマホ持ってればそれだけで学習が開始できるので。

勉強時間の捻出に役立ちます。
(→進研ゼミ高校講座ってスマホやタブレットで受講できるの?
(→スタディサプリ高校・大学受験講座の効果を高める使い方

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