何かをやり始めても少し経つと集中が途切れて他の事(スマホやマンガ等)をやり始めてしまうという事があるかと思います。
努力を始めようと決めて頑張り始めたのに、実際にやると集中できなくてすぐやれなくなってしまうと段々「もういいや」ってなり始めてしまいます。
こうなると、断続的に『やる気』を出して毎回奮起して始めるしかなくなり、やり始められなくなりがちです。
毎回モチベーションを上げるのは結構きつい事だし、めちゃくちゃやる気が上がった時にしかやり始められないのでは、何をするにしても絶対的に必要になってくる『量』に問題が出てきます。
そのため、やり始めたらその時はとりあえず集中できて、一回一回は継続できる様に工夫しておく必要があります。
一回一回やっている事に対して集中し続けるには、『やり始める前に、やる内容を具体的に決めて(制限して)、その量を終わらすまでの時間を決めておく』のが重要です。
この内容をこの時間までに終わらす!と決めます。
「内容」と「時間」を『限定』する事が集中力を高める方法の様な物になってきます。
やる内容も制限するし、内容の締め切りを作って時間も制限するのです。
以下、「勉強し始めてもちょっと経つと集中が切れて、他の事やりたくなってくる」という時を元に話を進めていきます。
スポンサーリンク
集中力を上げるには内容と時間を制限する
集中力を上げるには内容と時間を制限するのが有効です。
勉強し始めても、時間が経つと集中が途切れて困るという場合には、まず勉強をやり始める前に、『問題集の「この問題」と「この問題」を何時何分までにやる』と決めます。
(次の休憩までに、何ページから何ページなど。)
やる内容を決めると今やれば良い事がはっきりするので集中しやすくなるのでまず『具体的な内容』を決めます。
やる事が制限されていないと(何でも選べる状態だと)、何にも選択しないからです。
なので、勉強を始める前に選べない状態(やる事が決まっている状態)にしておきます。
そして、その内容に対する制限時間も決めます。これは少し焦るぐらいの時間にします。
(受験勉強で集中力が続かない時の解決法はスマホのタイマーを使う事!)
超短い時間を決めると、今やっている事以外目に入らない様になってきます。
なぜかというと、その時間内で終わらすには他の事を考えてる暇なんてないからです。=集中力を上げる事ができる
縛りがあるからこそ、その中で何とかしようと行動し始めるので、その時間の密度が濃くなっていきます。
他のことを考えてる暇なんてなければ、集中できます。
ですので、超短い時間を決めるというのが、割とお手軽な『集中力を高める方法』ということになります。
これは勉強だけではなく、何にでも言える事です。
縛りや制限があるから、その中でどうにかしようっと自分の中で意識が変わっていき、自分の行動に創意工夫が出てくるのです。
集中力を持続するにはその他の事に目が入らないぐらいの持ち時間が役立つ
通常よりも少し短めの期限を決めると、その他の事に構っている時間がなくなります。
普通に頑張れるときやっても『ちょっと時間的にギリギリな量かも』って感じるので。
時間的に間に合うかどうか五分五分ってなると物事に集中し始める事ができます。
他の事気にしていたら、間違いなく間に合わないって感じるので。
間に合うかどうかギリギリって感じる=集中力が持続するって事になります。
テスト終了間際は集中力が高いのと同様
例えば、テスト終了間際のあの集中力が高い状態も、テストの終了時刻が迫ってきていて、『他の事やってる暇ない』って感じているからこそ、あの短時間で何とかできる事があるぐらいにまで集中する事ができます。
テスト終了前には、できる事はかなり限られていますし(=やる内容が限られている)、テスト以外の事、残り時間で解けると思う可能性のある問題以外の事を考えていては、すぐに期限がきてしまう、と思うからその問題だけに集中する事ができます。
=集中力がめっちゃ高い状態
テスト終了前では、できそうにない問題はそもそもやらない様にしていきますし(やる内容が制限されている中で更に制限)、その問題以外の事は考えていない状態です。
夏休み終盤での宿題も集中力が向上している状態
夏休みの宿題が最後の方になるとできるというのも、二学期が始まるという期限が迫っていて、夏休みの宿題以外の事をやっていては絶対に間に合わないと感じれるからこそ目の前の宿題に集中して取り組めます。
それで何とか終わらす事もできる様になるわけです。めっちゃ集中力が向上している状態です。
終わらない時もあるかと思いますが、それでも振り返ってみると、あの残り時間でここまで終わらせたのは結構凄いんじゃないか?ってぐらいの量ができたりします。
期限があるからこそ、その中で何とかしようと自分が動き始めます。
逆に言うと、夏休み終盤まで宿題が残ってしまうのは、前半~中盤までは期限が感じられていないという事が理由の一つだったりします。
電車に間に合うかどうかギリギリでも間に合うというのも集中が持続している状態
電車に乗り遅れそうな時も、いつもだったら絶対に間に合わないという時ですら間に合うことがあるのは、電車の出発時刻って言う期限が迫っていて、電車に乗るために必要な事以外の事は目に入らなくなり、最短距離で『電車に乗る』という目的に向かって進んでいくからです。
電車に間に合うかわかんないって時には、重要に感じない物は飛ばしますし、やらないとならない事はいつもより遥かに短い時間で終わらします。=集中が持続している状態
これができるのは『電車に乗るのに必要な事(=やる内容)』が制限されているからです。
いずれにしても、やる内容(テストに出ている問題の中の自分が解けそうな問題、夏休みの宿題の内容、電車に乗るまでにやる事)が決まっていて、『期限』が決まっていれば、物事に対しての集中力が持続します
集中力を高めるためには常に『内容』と『期限』がセット
注意点として、集中力を高めるためには、期限を決めるだけでは足りず、その期限内でやる『内容』も決めないといけないという事です。
更に言うと、集中するためにはその期限も少し短めにしなくてはなりません。
制限時間が決まっていても、終わらすべき勉強内容が決まっていないならば、いくらでも内容を緩くする事ができ、いつまで経ってもセッパつまった『期限』が感じられないからです。
なので、集中力を高めるためには常に『内容』と『期限』がセットな事に注意して下さい。
集中力を高める方法のまとめ
この記事で記載した集中力を高める方法をまとめるとポイントは以下の様になります。
- やる内容とその制限時間を決めると、その中で何とかしようと自分が動き始める
- 少し短めの時間を決めると他の事を考えてる暇がなくなり、目の前の事に集中できる
- 縛りや制限があるからこそ、行動に創意工夫が出てくる
- 『内容』とそれに対する『期限』で一つのセット
繰り返しになりますが、内容が決まっていて、締め切り時間が感じられれば、その他の事は目に入らなくなります。=その間集中が持続する
その他の事が目に入らないという事は、目の前の事に集中できているという事です。
トレーニング的に、続けていると習慣化してきて、何をするにしても『内容』と『制限時間』を決める様になり、意識しなくても物事に集中できる様になってきます。
何をするにしても『内容』と『それに対する期限』が決まり始めるので。
ですので、集中力を高める方法=『やる内容を決めて、少し短めの期限を決める事』というのがこの記事のまとめになります。
また、勉強に集中するにはスタディサプリなど飽きない様に改善され続けている講義動画で勉強できるサービスも集中して勉強するのに役立ちます。
どこで動画の視聴が終わったか、などのデータを集計して、それを講義の録画に反映、とかってしてるので集中しやすい様に動画が作られてます。
散漫にならずに集中して勉強したいって場合は目的に合致するかと思います。
(→スタディサプリ高校講座が大学受験に向いている理由)
次ページ→集中力が続かないのは勉強を役立たせる前提の知識吸収にしていないため
スポンサーリンク