何でもそうですが、整理整頓しておくと分かりやすくなり、分かりやすいからこそ覚えやすくなります。

受験勉強では暗記が合格の大部分を占めていますので、自分に合った効率の良い暗記の仕方が見つかれば、良い循環が生まれます。

効率の良い暗記方法を活用しながら勉強を進めていけば、点数がとり易くなり、点数がとれた事によって更に勉強に時間を使っても良い気がしてきて、成績が上がるという流れです。

という事で、暗記する物が多い時に結構効率の良い暗記方法の一つの「フォルダ化して思い出す基点を作る学習」がこの記事のテーマです。

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効率の良い暗記方法には何がある?

効率の良い暗記の方法として、覚えたい知識をフォルダ化してから覚えるというやり方があります。

ここでいうフォルダ化するというのは、暗記したい知識を大きなくくりに分けて(階層に分けて)、整理整頓しておく事です。

パソコンやスマホでよく使うフォルダの事です。

フォルダと聞いてイメージし辛い場合には、区切りがいくつかある本棚を思い浮かべて下さい。

以下、本棚を例にして話を進めます。

部屋に散らかっている本(やマンガ)を本棚に入れる場合には、どの様に本を入れていきますか?

目についたものからどんどん詰めて入れていきますか?

同じ区切りの所に保管

普通は、次回取り出しやすい様に、同じマンガの巻数順に並べて入れていきますよね?

巻数順でなかったとしても、少なくとも同じマンガなら固めて同じ区切りの所に保管すると思います。

ジャンル毎に保管

更に、他にも大量にマンガが本がある場合には、ジャンル毎に分けてマンガをしまっていたり、人によっては作者毎に入れておいたりすると思います。

図書館もその様に分類されていますよね?

すぐ分かる状態で保管

更に言うと、本の前に本を並べてしまっては、読みたい本が取れなくなってしまうので、重ねておく事はあんまりないですし、しまう時には背表紙が見える形でしまいますよね?

裏にしてしまう事はあまりないのではないですか?

次に取り出しやすい状態にしてから覚える

現実の本棚で上記の様にやるのは次に取り出しやすいという理由からです。

これは、人間が思い出すときも同じで、くくり毎に考えられる様になっている状態で頭に入れる方が、記憶が取り出しやすい(思い出しやすい)のです。

記憶が取り出しやすいというのは、思い出しやすいという事で、暗記しやすいという事に繋がります。

なので、効率よく暗記したい場合には、分類してどこにあるか分かる状態にしてから覚え始める様にしておきます。

と言っても本棚で取り出しやすいのは分かるけど、分類されていると知識や記憶が取り出しやすいというのがあまり実感できないかと思いますので、以下に例を出したいと思います。

映画俳優が思い出しやすいのはどの方法?

例えば、「知っている映画俳優を思いつく限り言って下さい。」と言われたとします。

この場合、何も考えないで思い出していくと、好きな俳優や物凄く有名な俳優を出していくと思います。

実際にやってみると分かると思うのですが、結構早い段階で行き詰まりませんか?

好きな俳優や物凄く有名な俳優は数が限られているので。

この様に漠然と映画俳優を思い出そうと考えていくと、すぐに答えられる俳優の限界がきてしまう事が多いです。

こういう時にも、フォルダ化して考えていくと、もっとたくさんの俳優の数を思い出す事ができます。

思い出す基点があるからどんどん出てくる

フォルダ化して思い出す流れは、「知っている映画俳優を思いつく限り教えて下さい。」と言われた後、「映画にはどんなジャンルがあったっけな?」と自分に質問する事から始まります。

「アクション映画」や、「サスペンス映画」、「コメディ映画」と映画のジャンルが出てきますよね?

もう既に頭の中にこの様な分類の名称は入っているので。

その後、以下の様に質問を自分に出していきます。

  • 「自分が知っているアクション映画には何があったっけな?」
  • 「自分が知っているサスペンス映画は何があったっけな?」
  • 「自分が知っているコメディ映画は何があったっけな?」

大き目の分類が出した後は、更に以下の様に質問を続けていきます。

  • 「アクション映画の〇〇には誰が出てたっけ?」
  • 「アクション映画の□□には誰が出てたっけ?」
  • 「サスペンス映画の・・・」
  • 「コメディ映画の・・・」

そしてそこで、その映画のストーリーも軽くは思い出せると思うので、その流れに沿って具体的な映画俳優の名前を思い出していきます。

この様にしていくと、最初に漠然と考えていた時よりも、かなり多くの映画俳優を思い出すことができたと思います。

たくさん思い出せたのは、思い出す基点があったからです。

ヒント的な物があるとそれに付随して、関連するものがたくさん出てきます。

大→中→小で考えると思い出す事が限定される

まず最初に、「映画のジャンル」という大き目のくくりを思い出していき、その次に中くらいのくくりの「そのジャンルの映画名」を出していき、その中くらいの中に入っている「その映画に出ていた俳優(小)」を思い出すという作業です。

こうすると、思い出す事がその時その時には限定されるので、思い出しやすくなるのです。

思い出しやすいという事は、反復しやすいという事なので、効率よく暗記しやすいという事に繋がっていきます。

実際の学習で使うために必要になる日々の勉強で行う事

実際の勉強でフォルダ化を使うには、大きなくくりを覚えて、その中の更に中くらいのくくりを覚えて、その中にはこの知識(小)が入っていると覚えていきます。

本棚があり(大)、その中に区切りがあり(中)、その中にマンガがある(小)というのと同じです。

大を覚えて(映画のジャンルを覚えて)、中を覚えて(そのジャンルの映画名を覚えて)、小を覚えていきます(その映画に出ている映画俳優名)。

なので、実際の学習でフォルダ化を使うには、まず大きなくくりと、中くらいのくくりと、小を自分で分類しながら勉強していく必要があります。
勉強の方法が分からない時には、覚える対象を決めるのがポイント

例えば、数学では一つの問題を「大」として、解くために必要ないくつかのポイントを「中」、ポイント毎の細かい流れを「小」と分類しながら日々の学習を進めていきます。

この「大(問題)」には「中が4つ」あって、その「中4つ」には、それぞれ3つ、3つ、4つ、3つの「小」が入っている、という感じで数も把握しておきます。
漠然と覚えようとせず整理し数を把握した上で勉強するのが覚えるコツ

この様に覚える事をフォルダにしてから暗記し始めていきます。

また、これは使う前提の勉強になるので集中力が続きやすいですし効率も良いです。

覚えたかどうかを確認する時には、『この問題を解くのに必要な「中」は覚えられた、けど、この「中」のこの「小」が覚えられていない』→その小を重点的に復習して暗記していきます。
(関連記事:復習に時間がかかるのは復習の事を考えて勉強していないため

テストや模試でど忘れした時

テストや模試で出た時に、パッと思い出せる物はそのまま思い出して使えば良いですが(好きな俳優や凄く有名な俳優レベルになっている知識)、ど忘れして思い出せないものは階層毎に思い出していきます。

この知識はどのくくりだっけ?→「あれ系の知識だ!(大)」→「大はどんな“中”に分かれていたっけ?」→「あれとこれとそれだ!(中が三つ)」→「この“中”には何があったっけ?(小を考える)」→「こっちの“中”には何があったっけ?」と思い出していきます。

分類毎に知識が関連された状態で暗記しているから、流れを考えるだけで思い出せる事があります。

注意点

また、この記事では、話を分かりやすくするために、大中小と三つのくくりでやっていましたが、特大、大、中、小と四つでも全く問題ないです。

自分がやりやすい数の階層を作って暗記して下さい。(多すぎると思い出す作業が大変になる事もあるので注意して下さい。)

また、暗記の仕方は色々ありますし、この方法でないといけないという事は全くないので、暗記しにくいという場合には、無理して使う必要はありません。

この暗記方法がやりにくいという場合には、固執し過ぎないでさっさと見切った方が効率も良くなります。やりづらい方法でやっていてもストレスになるだけなので。

フォルダ化する暗記方法のまとめ

  • フォルダ化してからの暗記だと記憶が取り出しやすいから、暗記したい知識をくくりに分ける
  • 思い出しやすいから反復しやすく結果的に効率よく暗記できる
  • 分類毎に関連付けられるから覚えやすい
  • どの分類にある知識が思い出せていないのかすぐに分かる

大きくとらえて、最小単位(一番下の階層の知識)を分類した状態で覚えるのがフォルダ化する暗記方法です。

何を覚えれば良いのかはっきりして覚えやすいですし、思い出すときにもどこから出発すれば良いのかという基点ができるので思い出しやすくなります。

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