何かやろうと決めても積極的に行動できない時には、導入の一歩目をやってしまえばその後はなんだかんだで大部分をやってしまうというのを利用すると精神的に楽な状態で努力を続ける事ができます。
どんな物事も最初の一歩目を踏み出してしまえばそのままやり続けるのはそこまで大変な事ではありません。
「積極的に行動できない自分」を変える努力ですら、最初の一歩目を毎回踏み出せるのであれば、『積極的に行動する』という目的を達成するのはそこまで難しい事でなくなります。
というか、一歩目を毎回踏み出し続ける=目的を達成した、という状態になります。何回も踏み出せば、習慣化され自分の中で『行動する事』のハードルがどんどん下がってくるからです。
ハードルが下がれば、継続でき、継続できれば『量』が増えてくるので、『行動する』という事が自分にとって当たり前の状態になってきます。
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一歩目を踏み出すのが難しいから困っている時には?
行動するには一歩目を踏み出すのが大事なのですが、面倒な事や少し不安がある様な事は一歩目を踏み出す事自体が難しいという面があります。
ですので、毎回一歩目を踏み出せる様に、最初の一歩目をめちゃくちゃ小さくして、どれだけきつい時でも結構楽に踏み出せる様にしておく事が重要です。
一歩目を決めておくと、何を最初にすれば“自分の物事”が動き始めるのかが分かり、その一歩目の踏み出しが大してきつい事ではない、というかめちゃくちゃ簡単な導入にしておいたので、積極的に行動できる様になっていきます。
行動できない時の自分への向けての指針となる一覧表
そして、導入の一歩目をせっかく小さくしても、色々考えてしまって行動できない事があるので、『〇〇がやり始められない時は、□□をやり始める』、と行動できない事それぞれに対応する「一歩目の一覧表」を作っておくと更に楽に行動できる様になります。
「一歩目の一覧表」とは、例えば以下の様な決め事です。
- 家から出て外に行きたいのになかなか出掛けられない時→『履く靴下を決める』
- 勉強やり始めたいのに始められない時→『問題集を開くだけする』
(関連記事:予備校に毎日通って勉強したいけど家出れない時は何も考えず『靴下を決める』とする理由)
新しい事を始めたいのに始められない時や、人に話しかけたいけど話しかけられない時なども同様です。
どうしたら新しい事を始められるのか?を考え、どうしたらその解決策だと思う事を実行できるのか?を考えた後、その導入の一歩目をめちゃめちゃ小さくして、対応表に書いておきます。
これから先「怖や不安が出てきて行動できない・・・」と感じた時には、あらかじめ作っておいた対応表を見て今何を意識すれば良いのかを確認します。
そうすると、最終的な目的のために今やるべき事が明確になり、一歩目を踏み出すのが簡単になるからです。(家出たい→今やるのは『履く靴下を決める事』など)
一度一歩目を踏み出してしまえば(履く靴下を決めてしまえば)、自分の意思とはほとんど関係なく物事が続いてしまう(「出掛ける」まで続いてしまう)ので、積極的に行動する事につながります。
進研ゼミで勉強しているなら、勉強始められない→「とりあえず予習復習効率UPアプリをタップする」、って決めときます。
スタディサプリで勉強している場合も同様で、勉強始められないってなったら、とりあえずアプリをタップ、って決めときます。
これらはスマホ持ってアプリタップ、で勉強開始の一歩目を踏み出せるので勉強開始の導入が楽です。
(→進研ゼミ高校講座ってスマホやタブレットで受講できるの?)
(→スタディサプリ高校・大学受験講座と塾通いのどちらが良いの?)
頭で考えるから行動できる、ではなく、小さい行動をすると頭がついてきて更に大きな行動ができる
更に、その小さい一歩目をやる時には『何も考えない』と唱えるとか、音楽聴いてそのままのテンションで意識は音楽に持っていきながら、体は導入の一歩目を始める、とするとかなり楽に行動でき始めます。
『頭で考えるから行動がついてくる』、のではなく、『行動するから行動が増幅して頭がついてくる』ので考えすぎて行動できなくなってしまう『頭』、では他の事を考えながら、手は動かし始める(行動し始める)というのが行動するためのポイントとしてあります。
小さい行動のあと、頭がついてきて、その後大きな行動ができる様になります。
(小さい、大きいは精神的な負担の大小です。)
わざわざ表を作るのは後々の記憶とやる気のため
表を作るまでもないと思われるかもしれませんが、こういう覚えようとしていない事はすぐ忘れてしまうし、文字で明確に分かる状態にしておく事が更に導入を助けてくれます。
うまくいかなくて消極的になってしまったりした時、積極的に行動できない時に対応表の文字を見れば、「今やればいいのはこれなんだな」と限定されるから楽なのです。
書かれているのは、ちょっと気持ち的に萎えている時ですら、楽に感じるくらい小さい行動の一歩目なので、これならやれる!となります。(勉強始めてもすぐ飽きるのは目標設定が遠いから)
そしたら、場数が増えて何事にもある不安や恐怖への良い意味での慣れができてきますので、自然と積極的に行動する様になっていきます。
また、自分で書いた文字を再度自分で見るというのは、文字を書いた当初の自分の思い(どうしてもこれを解決したい!という気持ちなど)を思い出す事に繋がります。
なので、面倒だとしても対応表を書いておく事が、後々の不安があったり怖さがあって行動できない場面で物凄く役に立ちます。
忘れないし、その行動をやる必要性を感じたり、やる気が上がってくるからです。
積極的に行動するためのまとめ
まとめると以下の様になります。
- 「やり始めるとそのまま続けてしまう」を利用する
- やり始めるため導入の一歩目を物凄く小さくする
- これから先の『行動できない』に備えて一歩目の一覧表を作っておく
- 頭の中は好きな事で満たして、手自体は導入の一歩目をやり始めるのが大きな行動に繋げるのに楽
積極的に行動するための一歩目を踏み出すのに役立つのが、めちゃくちゃ小さくした導入の一歩目になり、その一歩を積極的に踏み出し続けるのにこれから先役立つのが、導入の一歩目を書いた一覧表です。
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